【ソウル=恩地洋介】韓国大統領府の鄭義溶（チョン・ウィヨン）国家安保室長は24日、日韓軍事情報包括保護協定（GSOMIA）を巡る合意に関し、日本政府が歪曲（わいきょく）して発表したと遺憾の意を表明した。合意に変化はないとも語った。
経済産業省は22日、韓国が世界貿易機関（WTO）への提訴手続きを止めることを受けて日韓の局長・課長級会合を開くと発表した。担当者は「韓国を優遇対象国に戻すことありきの結論を持っているわけではない」と説明した。一方、韓国側は輸出管理措置が撤回されることへの期待を表明していた。
日韓は合意について22日午後6時の同時発表を約束した。韓国側は日本では発表時間より1時間ほど早く報道されたと指摘し「意図的な流出ではないか」と批判した。
鄭氏は「このような行動を繰り返せば、韓日間の交渉に大きな困難が生じると懸念される」と語った。
2019-11-24 11:00:00Z
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