軽自動車にキャンプ用の架装をした軽キャンピングカーが人気です。架装がある分、普通の軽自動車よりは高くなりますが、それでも価格帯は比較的手頃で、新車なら150~250万円程度、中古車であれば100万円を切るような軽キャンも出回っています。
ただし、中古車の場合は同じベース車両でも車の状態や架装の度合いによって価格は大きく異なり、設備の整った軽キャンになると新車価格を超えることも珍しくありません。
そこで、中古の軽キャンピングカーの価格の具体例と併せて、中古の軽キャンのメリット・デメリットや選び方、購入する際の注意点などについて解説します。
- 中古の軽キャンの価格は年式や車の状態、装備の充実度によって大きく異なる
- 中古の軽キャンには価格が安い、納車が早いなどのメリットがある一方で注意点もある
- ベース車両のみ中古で設備は最新の軽キャンなら中古車と新車両方のメリットを得られる
中古の軽キャンピングカーの価格はどれくらい?
車種 | 状態 | 車両本体価格 | 支払総額 |
---|---|---|---|
スズキ 「エブリイワゴン」 |
新車 | 156万9,700円 | 222万6,670円~238万3,640円 |
中古車 年式:2019年 走行距離:23,000km 車検期限:2024年2月 |
199万8,000円 | 218万円 | |
マツダ 「スクラムワゴン」 |
新車 | 156万9,700円 | 222万6,670円~238万3,640円 |
中古車 年式:2006年 走行距離:11万3,000km 車検期限:車検なし |
59万円 | 69万円 | |
三菱 「タウンボックス」 |
新車 | 177万8,700円 | 245万6,570円~263万4,440円 |
中古車 年式:2011年 走行距離:95,000km 車検期限:車検なし |
79万8,000円 | 89万8,000円 | |
日産 「NT100クリッパー」 |
新車 | 92万8,400円 | 152万1,240円~161万4,080円 |
中古車 年式:2014年 走行距離:43,000km 車検期限:2024年3月 |
329万円 | 335万2,000円 | |
ダイハツ 「ハイゼット トラック」 |
新車 | 90万2,000円 | 149万2,200円~158万2,400円 |
中古車 年式:2021年 走行距離:7km 車検期限:2023年11月 |
239万8,000円 | 249万8,000円 |
※2022年8月時点の情報です
※新車の支払総額は最も安いグレードの車両本体価格に税金などの初期費用(車両本体価格の10~20%を想定)とキット価格(50万円と仮定)を上乗せして算出
上記の表は、2022年8月時点において、大手中古車情報サイトで販売されている、中古の軽キャンピングカー(架装済み)の実際の価格を、ベース車両の新車価格と併せてまとめたものです。年式や走行距離、車検の有無や期限などによって価格は大きく異なるほか、設備の充実度によっても価格に大きな差が生まれています。
ここからは、それぞれの中古軽キャンの価格傾向を詳しく見ていきましょう。
軽キャン中古車:スズキ「エブリイワゴン」の価格
軽キャンピングカーとして大きな人気を誇るスズキ「エブリイワゴン」の軽キャンは、中古車市場でも数多く出回っています。
年式が2022年で走行距離が数千kmの新車に近いものだと支払総額は280万円ほど、年式が2008年で走行距離が60,000km程度のものだと支払総額は110万円ほどといった具合に、車の状態によって価格の幅は広くなっています。
軽キャン中古車:マツダ「スクラムワゴン」の価格
ユーティリティが高く、車中泊にも適した仕様のマツダ「スクラムワゴン」の軽キャンは、2022年8月時点では中古車市場に出回っている数は少ない傾向です。
上の表に記載した1台は年式が古く走行距離も長いことから、新車よりかなり価格が落ちています。比較的年式が新しいものでも、170万円程度となっておりとにかく安さを求める方には、このような中古軽キャンはねらい目といえるでしょう。
軽キャン中古車:三菱「タウンボックス」の価格
広々とした室内が好評の三菱「タウンボックス」の軽キャンも、2022年8月時点では中古車市場にあまり出回っていません。
しかし、数は少ないながらも上の表に記載した1台のように、新車の3分の1程度の価格で売られているものもあります。同じ年式でもポップアップルーフ付きの4WDでは140万円ほどするなど、架装によって価格に開きはありますが、100万円以下で手に入る軽キャンが多い傾向があります。
軽キャン中古車:日産「NT100クリッパー」の価格
出典:NT100クリッパー|日産商用トラックとして評価の高い日産「NT100クリッパー」は、軽キャンピングカーとしても人気です。中古車市場では2012年から2015年くらいの年式で、走行距離50,000km前後のものが300万円前後で多く出回っています。
上の表に記載した1台は、架装内容のグレードが高く走行距離も少ないせいか、価格はやや高めになっています。
軽キャン中古車:ダイハツ「ハイゼット トラック」の価格
軽キャンピングカーのベース車として人気の高いダイハツ「ハイゼット トラック」の軽キャンは、中古車市場に多く出回っています。
2010年代前半の年式で走行距離60,000~70,000kmのものが100万円台である一方、2020年以降の年式で走行距離が少なく、架装内容が充実したものでは400万円を超えるものもあり、予算やニーズに合わせてチョイスすることができそうです。
中古の軽キャンピングカーの維持費の目安
8ナンバー | 4ナンバー | 5ナンバー | |
---|---|---|---|
軽自動車税(種別割) | 5,000円 | 5,000円 | 10,800円 |
自動車重量税 | 6,600円 | 6,600円 | 6,600円 |
自賠責保険料(25ヵ月) | 12,480円 | 20,310円 | 20,310円 |
車検代 | 約30,000〜80,000円 | 約40,000〜90,000円 | 約40,000〜90,000円 |
※2022年8月時点の情報です
※軽自動車税(種別割)は経年車重課やグリーン化特例を含まない1年分の標準税額
※自動車重量税はエコカー減税や13年・18年経過などでない2年分の税額
※車検代は法定費用と車検基本料目安の合計で、この他に車両の状態に応じた整備費用や部品交換代が発生
中古の軽キャンピングカーを購入する際は、購入時に支払う車両本体価格や諸費用に加えて、各種税金や自賠責保険料、車検代など購入後に発生する維持費のことも考えておかなければなりません。
軽キャンピングカーには、8ナンバー(小型特殊軽自動車)、4ナンバー(貨物用軽自動車)、5ナンバー(乗用軽自動車)の3種類のナンバーがあり、構造要件を満たす場合には8ナンバー、それ以外の場合には4ナンバーや5ナンバーが割り当てられます。
こうしたナンバーの違いによって、維持費はどのように変わってくるのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
軽キャン中古車の軽自動車税(種別割)
8ナンバー | 4ナンバー | 5ナンバー | |
---|---|---|---|
軽自動車税(種別割) | 5,000円 | 5,000円 | 10,800円 |
※2022年8月時点の情報です
※軽自動車税(種別割)は経年車重課やグリーン化特例を含まない1年分の標準税額
軽キャンピングカーの軽自動車税(種別割)は、5ナンバーの場合は10,800円かかりますが、8ナンバーと4ナンバーの場合は半額以下の5,000円となります。
なお、上の表中に記載されているのは、2015年4月1日以降に最初の新規検査を受けた車両の税額であり、それ以前に最初の新規検査を受けた車両については、5ナンバーが7,200円、8ナンバーと4ナンバーが4,000円です。
軽キャン中古車の自動車重量税
8ナンバー | 4ナンバー | 5ナンバー | |
---|---|---|---|
自動車重量税 | 6,600円 | 6,600円 | 6,600円 |
※2022年8月時点の情報です
※自動車重量税はエコカー減税や13年・18年経過などでない2年分の税額
一般的に自動車重量税は、車検時に次回車検までの金額をまとめて支払います。中古の軽キャンピングカーの場合、車検の期間は8ナンバー、4ナンバー、5ナンバーいずれも2年ごとになり、税額は軽自動車なら一律なので、ナンバーの違いによって納める額が変わることはありません。
軽キャン中古車の自賠責保険料
8ナンバー | 4ナンバー | 5ナンバー | |
---|---|---|---|
自賠責保険料(25ヵ月) | 12,480円 | 20,310円 | 20,310円 |
※2022年8月時点の情報です
自動車重量税と同じように自賠責保険料も2年ごとの車検時に支払うのが一般的なため、上の表では25ヵ月分の保険料を記載しています。8ナンバーは特種用途自動車の区分となるため、4ナンバー、5ナンバーと比べて8,000円程度安くなっています。
軽キャン中古車の車検代
8ナンバー | 4ナンバー | 5ナンバー | |
---|---|---|---|
車検代 | 約30,000〜80,000円 | 約40,000〜90,000円 | 約40,000〜90,000円 |
※2022年8月時点の情報です
※車検代は法定費用と車検基本料目安の合計で、この他に車両の状態に応じた整備費用や部品交換代が発生
軽キャンピングカーの車検の際には、法定費用(自動車重量税、自賠責保険料、印紙代)と車検基本料に加えて、車両の状態に応じて整備や部品交換に必要な費用がかかります。上の表に記載されているのは、法定費用と車検基本料の合計額の目安ですが、車検基本料は車検を依頼する業者によっても変動することを押さえておきましょう。
なお、軽キャンピングカーを維持するためには、車検代のほかにも定期的なメンテナンス費用や駐車場代、燃料費、高速料金などがかかることも念頭に置いておく必要があります。
軽キャンピングカーの種類と特徴
中古の軽キャンピングカーを購入する際には、購入費用や維持費について考えるだけでなく、ベース車両についても検討する必要があります。
軽キャンピングカーには、大きく分けて軽キャブコンと軽バンコンの2種類があり、それぞれ特徴が異なるので、自身の用途に合っているのはどちらになるのか考えた上で判断するといいでしょう。
軽キャブコンと軽バンコン、それぞれの特徴は次のとおりです。
軽キャブコン
軽キャブコンは軽トラックがベースになっており、荷台を外してアルミなどで作られたシェルと呼ばれる居住空間を搭載したタイプの軽キャンピングカーです。
価格は軽バンコンに比べて高めの傾向がありますが、シェルは軽自動車の限られたスペースを最大限に活用した設計がされているので、軽キャンといえどもかなり広く感じます。
また、多くのモデルにポップアップルーフが装備されているので、これを上げれば天井高も高くなり、大人でもかがまずに過ごせます。シェルは断熱処理がされているので、季節を問わず快適な温度で過ごすことが可能です。
昨日はOpenしたてのメッツァRVパークで車中泊!せっかく外にオーニングも出して、テーブルもだして椅子も出して、ポタ電使って肉焼いたのに…画像がない🤣 暑かったから一晩中クーラー付けっぱなし。電源あってよかった🥹 #happy1 #jpstar #軽キャンピングカー #軽キャブコン pic.twitter.com/sZx6AmeVjO
— きょん (@kyon_0801) July 30, 2022
シェルによって車の中であることを忘れてしまうほど快適な居住空間を実現できるのが、軽キャブコンのメリットです。プライバシーの保たれたスペースで、女性でも安心して夜を過ごすことができるでしょう。
軽バンコン
軽バンコンは、軽自動車のバンやワゴンがベースになったタイプの軽キャンピングカーです。
オリジナルのシートを展開した上にベッドマットを敷いてベッドスペースが作られていることが多く、簡単なギャレーや収納を装備している車種もあります。
ベッドは2名だと少々窮屈な場合もあるので、必要に応じてポップアップルーフを装備したモデルを選べば、ロフト部分のベッドと下のベッドに分かれてゆったりと就寝することができでしょう。
リンエイ/マイクロバカンチェス ひとりのくるま旅
見た目普通の軽バンだけど、中身が凄い装備の ひとり旅仕様の軽バンコンで驚きましたf^_^;) pic.twitter.com/a5OMXIsGph— まゅりん(もゅりぃ〜ん) (@mayurinz) September 27, 2015
上記の軽キャンのように、1人仕様のものもあります。ベッドスペースを少なくできる分、大型テレビやテーブル、電子レンジなども設置できる点が2人仕様にはないメリットといえます。
軽キャンピングカーを中古で購入するメリット
一般的な乗用車を購入する際に新車と中古車の選択肢があるように、軽キャンピングカーも新車だけでなく中古車を購入するというチョイスもあります。
新車と比べて中古の軽キャンピングカーには、どのようなメリットがあるでしょうか。ここでは、新車ではなく中古の軽キャンを選ぶメリットをご紹介します。
購入費用を抑えられる
一般的な中古車を購入する際には年式や走行距離、車両の状態などによって価格が決まりますが、中古の軽キャンピングカーでも同様です。軽自動車がベースであれば普通車のキャンピングカーを購入するより負担を抑えられる上、中古なので新車の軽キャンよりも安く購入できます。
予算に限りがある方だけでなく、初めてのキャンピングカーでいきなり高額な車種を購入するのには抵抗があるという方にとっても、中古の軽キャンピングカーはメリットの大きい選択肢といえるでしょう。
納車が早い
新車で軽キャンピングカーを購入する場合には、展示車などの完成した車両を購入する場合を除いて、基本的に受注生産となります。ビルダーや車種にもよりますが、契約から納車までの所要期間は数ヵ月、人気の軽キャンでは1年を超えることも珍しくありません。
その点、中古の軽キャンピングカーなら、すでに架装された状態の車両から選べるため、登録手続きや納車前の点検さえ終われば、すぐに納車してもらうことが可能です。この点は、軽キャンに早く乗りたいという方にとって大きなメリットといえるでしょう。
生産終了モデルも選べる
中古車は現行型のモデルはもちろん、すでに生産が終了してしまったモデルを購入することもできるので、新車を購入する場合に比べて車種選択の幅が広がる点がメリットです。
特に軽キャンピングカーにこだわりのある方であれば、最新のモデルよりも廃番となったモデルに惹かれることもあるでしょう。中古車であれば、そのようなレアなモデルでも購入できる可能性があります。
設備付きで手に入ることも
新車の軽キャンピングカーを購入して設備も充実させようと思ったら、それなりの金額がかかってしまいます。一方、中古の軽キャンピングカーの中には、前のオーナーのこだわりが感じられるような設備が備わったものも多くあります。
欲しい設備がついた中古の軽キャンを見つけることができれば、購入後のカスタム費用を節約することが可能です。金額以上にお得な1台を入手できるチャンスがあることも、中古の軽キャンピングカーのメリットといえます。
軽キャンピングカーを中古で購入するデメリット
中古の軽キャンピングカーには新車の軽キャンピングカーにはないメリットが数多くありますが、その一方で注意したいデメリットもあります。購入を検討する際には、次のような点も頭に入れておくようにしましょう。
故障リスクが高く修理費用が高額になる傾向
中古の軽キャンピングカーは、多かれ少なかれ使われた車であるため、新車と比べるとどうしても故障するリスクが高く、消耗品の交換なども含めた修理費用がかさんでしまいがちです。
また、設備付きの軽キャンピングカーを購入した場合には、エンジンや足回りといった車自体の修理と併せて設備の修理が必要になることもあります。結果的に大きな出費になってしまう可能性もあるので、注意が必要といえるでしょう。
新車に比べて快適性は劣りがち
車内に生活用の空間を備えた軽キャンピングカーには、断熱性・遮熱性やUVカット、防水加工をはじめ、快適に過ごすためのさまざまな装備がなされています。
こうした軽キャンピングカーの装備は年々進歩しているため、中古車でも古いものになると、新車と比べて快適性の面でクオリティが下がるということもありえます。購入前に十分確認したほうがいいでしょう。
利便性に欠ける場合がある
設備付きの軽キャンピングカーの場合、前の持ち主の好みで、手作りを含めたオリジナルのカスタムをしていることがあります。
そうしたこだわりが自身の用途に合ったものならいいのですが、カスタム内容によっては、用途に合わず使いにくかったり、用途に適していても使い勝手が悪かったりして不便に感じる可能性があります。ついている設備が自身にとって使いやすいものなのか、きちんと確認するようにしましょう。
カラーバリエーションが少ない
中古の軽キャンピングカーは現行のモデルに加えて、生産終了となったモデルも出回っているので、車種の選択肢が増えることは先ほど述べたとおりです。
しかしカラーに関しては、新車ほど自由に選べるわけではありません。実際に中古車市場に出回っている車の中から選ぶしかないので、お目当ての車種は何台も出回っているのに、好みのカラーがなかなか出てこない、ということは十分にありえます。
カラーについては、ある程度妥協しなければならないこともある、と考えておいたほうが無難といえるでしょう。
中古のベース車両に新品の設備を備えれば、価格を抑えながら快適な空間を手に入れることができます。
断熱性と遮熱性に優れ、利用シーンに合わせたアレンジも自在な「Van Base」は、中古のエブリイに最新架装を施した軽キャンピングカーです。
内装、装備はすべて新品で新車の軽キャンと変わらない快適性と利便性を実現したほか、ボディカラーの選択も可能にするなど、中古の軽キャンにありがちなデメリットをカバーしながら、コストを抑えた軽キャンライフを可能にしてくれます。
Van Baseの詳しい仕様については、こちらからご確認いただけます。
中古でも安心の軽キャンピングカーを選ぶポイント
中古の軽キャンピングカーはいくつか注意しなければならないデメリットはありますが、新車にはないメリットも数多くあります。それでは安心して中古の軽キャンを購入するにはどのような点に気を付けたらいいのでしょうか。
ここでは、中古の軽キャンを選ぶ際のポイントをご紹介します。
仕様や装備を確認する
軽キャンピングカーの仕様や装備が自身の用途に合っているか、使い勝手は悪くないかといった点を事前にしっかり確認しましょう。また、冷暖房などの電気設備や水道などは、ついていることを確認するだけでなく、故障などの不具合がないかまで確かめることが大切です。そのほか、断熱材の有無なども忘れずに確認しましょう。
なお、必要な設備がついていない場合には新たに取り付けることも可能ですが、それなりの費用がかかります。もし選択肢の中に必要な設備が整っている中古の軽キャンピングカーもある場合は、トータルコストを比較してどちらがお得かを判断するといいでしょう。
整備記録などを確認する
中古車を購入する際には、あまりに年式の古いものや過走行車は避けたほうが無難です。さらに軽キャンピングカーの場合には、悪路走行が多かったり、前のオーナーがカスタマイズを加えていたりするものにも注意しましょう。故障や不具合などによって想定外の修理費用がかかってしまうことがあります。
購入後に修理費用がかさむのを避けるためには、整備記録を見て適切にメンテナンスがされているか確認するようにしましょう。前のオーナーがどのような乗り方をしていたのかなど、気になることは販売店に質問することも大切です。
最適なナンバーを選択する
軽キャンピングカーには3種類のナンバーがあり、軽自動車税では8ナンバーと4ナンバーが安く、自賠責保険料では8ナンバーが安くなっています。この点を見ると8ナンバーがお得ですが、8ナンバーを取得するには就寝定員やベッドのスペース、炊事設備などについての構造要件を満たさなければなりません。
もしそのために自身には不必要な設備にするのであれば、その分コストも発生するため無駄になってしまいます。予算や用途などを含めてトータルで考えるようにしましょう。
利用人数を考慮する
軽自動車の乗車定員は4名ですが、軽キャンピングカーの種類や架装内容によっては2人しか乗れない場合もあります。
キャンプだけでなく普段使いも考えるなら、シートアレンジをしやすかったり、テーブルを格納できたりと、用途に合わせた変更がしやすい装備のものを選ぶようにするといいでしょう。
ビルダーから購入する
軽キャンピングカーはビルダーから購入するのが一般的ですが、中古のものなら中古車販売店でも手に入れることができます。中古車販売店は中古車情報サイトなどから探しやすいというメリットはありますが、キャンピングカーを専門に扱っているビルダーのほうがキャンピング架装に関する知識も経験も豊富なので、購入先としてはおすすめといえます。
アフターフォローにも力を入れているので、わからないことがあったら質問できる上、不具合などが起こってもしっかりと対応してくれるので安心でしょう。
最新架装の中古軽キャンピングカー「Van Base」で新車と同様の快適さを
中古の軽キャンピングカーは購入費用が抑えられるなどのメリットがある半面、設備の快適性や利便性に不安があったり、修理費用がかさみがちだったりといったデメリットがあります。
その点、中古車をベースに最新装備を架装した軽キャンピングカー「Van Base」なら、購入費用を抑えながら新車の軽キャンと同様の快適な居住空間を手に入れることが可能です。
Van Baseはスズキ「エブリイ」をベース車両とした軽キャンピングカーで、装備はすべて最新のものを使用しています。ここでは、誕生したばかりの新しい軽キャンVan Baseの特徴を詳しく見てみましょう。
フルフラットと4人乗りを両立した利便性の高い軽キャンピングカー
Van Baseは、後部座席を収納すれば奥行きのあるフルフラットな空間が広がります。車中泊やリモートワーク、一人で楽しむ趣味の時間など、さまざまなシーンでフレキシブルに利用できる点が魅力です。
お気に入りのキャンプギアをそろえれば、その用途は無限大!広々としたスペースを自分だけの特別な空間に仕立てることができます。
また、Van Baseは4人が乗れる軽キャンピングカーであることにこだわっています。空間を自在にカスタマイズできる上、普段使いの車としても活躍してくれるでしょう。
快適に過ごせるこだわりが詰まった特別空間
Van Baseは、室内で快適に過ごすためのさまざまな工夫が凝らされている点も魅力で、NASAのスペースシャトルに使われた断熱塗料「GAINA」と、紫外線100%カット・赤外線99%カットの特許申請フィルム「ahead-TSM90C」の採用によって、高い断熱性と遮熱性を実現しています。
また、荷室に天然木を使用しているのもVan Baseならではのこだわりです。森林の香りがほんのりと広がり、気分をいっそう盛り上げてくれるでしょう。
希望に合わせて中古車ではなく新車も選べる
Van Baseは、中古のスズキ「エブリイ」をベース車両に最新装備を架装した軽キャンピングカーですが、新車のエブリイをベース車両にすることもできます。予算を抑えたいという方は中古車を、装備だけでなく車も新しいほうがいいという方は新車を選ぶといいでしょう。
なお、中古車の場合は車体塗装も対応してもらうことが可能です。負担を抑えながらも好みのカラーの軽キャンに乗りたいという方にとっては、この点も大きなメリットになるでしょう。
中古と新車の特徴を踏まえて自身にピッタリの軽キャンを選ぼう
中古の軽キャンピングカーには価格が安い、納車が早いなどのメリットがある一方、設備の快適性や利便性に不安があるといったデメリットもあります。新車であればこうした不安はありませんが、購入費用が高くなってしまう点がネックでしょう。
その点、中古のベース車両に最新装備を架装したVan Baseなら、中古車と新車の両方のメリットを得ることができます。負担を抑えながらも、満足度の高い軽キャンを手に入れたいという方は、ぜひVan Baseを検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
Q1:中古の軽キャンピングカーの価格はどれくらい?
A:新車の軽キャンピングカーは200~400万円程度で、普通車のキャンピングカーと比べて手頃な価格で人気がありますが、中古の軽キャンなら100~200万円程度と、さらに安く購入が可能です。ただし、ベース車両の年式や走行距離、装備の充実度などの違いによって価格が大きく変わってくることも認識しておきましょう。
Q2:軽キャンピングカーは新車と中古車どちらを選べばいい?
A:中古の軽キャンピングカーには価格が安い、納車が早いといったメリットがありますが、設備の快適性と利便性に不安があるなどのデメリットもあります。新車であれば故障や設備に関する不安はありませんが、中古車よりも価格が高く、納車にも時間がかかってしまいます。予算とニーズに合ったほうを選ぶといいでしょう。
Q3:中古の軽キャンピングカーを選ぶときのポイントは?
A:装備が自身の用途に合ったものか、不具合はないかなどについて確認した上で、整備記録などを見て適切にメンテナンスがされている中古車を選ぶようにしましょう。ナンバーは8ナンバーと4ナンバー、5ナンバーがあるので、予算と用途に合ったものを選ぶことが大切です。購入先はキャンピングカーを専門で扱っているビルダーが安心といえるでしょう。
※この記事は2022年8月時点の情報で制作しています
"いくら" - Google ニュース
August 30, 2022 at 01:55PM
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