【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は23日夜、北朝鮮が短距離弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射したことに関し、「(北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は)ミサイル実験が好きだ。米朝は短距離ミサイルの(発射)制限で合意したことはない」と述べ、これまで通り問題視しない考えを改めて表明した。フランスでの先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)へ出発する直前、ホワイトハウスで記者団に語った。
トランプ氏は今月上旬、金氏が書簡で米韓合同軍事演習(8月5~20日実施)の終了後はミサイル発射をやめると表明したと語っていたが、北朝鮮は今回の発射でトランプ氏との「約束」を破った形となる。
しかし、トランプ氏は「他の多くの国も同様の発射実験をしている。米国も最近、大型ミサイルの実験を行った」と述べるなど、約束違反を意に介さない立場を示した。
トランプ氏はまた、「米朝関係は非常に良好だ。金氏は私に対して非常に率直だ」と強調した。
トランプ政権高官は「引き続き情勢を監視する。同盟国である韓国と日本と緊密に協議している」との声明を発表した。
一方、トランプ氏は韓国による日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄の決定に関しては「韓国で何が起きるか見守ろう」と述べるにとどめた。
2019-08-24 07:12:00Z
https://www.sankei.com/world/news/190824/wor1908240028-n1.html
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