Sunday, February 9, 2020

投資信託手数料の種類は?いくらかかる? - BITDAYS

投資の中でも多くの人が利用している投資信託ですが、商品を選ぶ際には運用期間や最低投資金額、利回りなどによって選ぶという人が多くなっています。
そこで忘れてはいけないのが「手数料」です。
投資信託にはいくつかの手数料がかかり、これは証券会社や商品によって違っています。
この割合によっては計算していた利益が出ないということもありますので、手数料を正しく把握しておくことは非常に重要なのです。
そこでここでは投資信託の手数料について紹介していきたいと思います。

投資信託について詳しくはこちら

投資信託のメリットとデメリット


投資信託は投資家から集めた資金をまとめて、それをプロの投資家である「ファンドマネージャー」と呼ばれる専門家が運用することで得た利益を投資家に分配するというものです。
国内や海外の株式、債券、不動産などの商品が細かく分かれています。
自分で細かく運用しなくても良い、プロに運用を任せることができるといったメリットがあるのですが、手数料がかかる、元本割れなどのリスクがあるというデメリットもあります。
基本的には投資信託を売却した際に出る「売却益」や保有していることで支払われる「分配金」が利益として考えられています。
そのため売却したときの評価価額によっては損をするということがあります。
出た利益から手数料や税金を引いた分が投資信託における「純利益」ということになります。

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投資信託の手数料を種類別に紹介


投資信託は長期間行うことを前提とした商品が多くなっています。
そのため手数料も長期間にわたってかかってくるものが多くなるのです。
わずかな割合の違いでも長期間になると高額な違いとなって出てくることがあるので手数料はしっかりと把握しておきましょう。
ここでは投資信託における手数料を紹介していきます。

購入手数料

これは投資商品を購入する際に販売会社に対して支払うもので、購入するときの1度だけかかってくることになります。
基本的には申し込み価額の数%を支払うもので、証券会社や商品によってその割合は違っています。
たいていは「0~3%」ほどに設定されていることが多くなっています。
証券会社や銀行窓口よりもネット証券などの方が安く設定されていることがあります。

ノーロード投資信託

また、ファンドや証券会社によっては購入手数料がかからない「0円」という場合があります。このように投資信託で購入手数料がかからないものを「ノーロード投資信託」と言います。
投資にかかるコストは少ないほうが良いので、コストを低く抑えたいときなどは購入手数料が安いものやノーロード投資信託を選ぶのが良いでしょう。
投資初心者の人はできるだけコストがかからないものを探してしまいがちですが、購入手数料がかからないからという理由だけで選ぶのはあまりおすすめできません。
なぜならば、信託報酬など他の手数料が高く設定されている商品もありトータルでかかる手数料が高くなってしまう場合もあります。
商品を選ぶ際はノーロードだからと言って決めるのではなく、トータルコストを計算ししながら他の商品と比較して選びましょう。

信託報酬(運用管理費用)

運用管理費用(信託報酬)とはその名前の通り、信託商品を保有している間に引かれる手数料のことをいいます。
信託報酬は保有している間、日々この費用を支払う必要があります。
基本的には0.1~3%の間くらいに設定されているものが多く、これは目論見書などに年間でどれだけかかってくるかという年率で記されています。
ハイリターンの投資信託などでは信託報酬が高く設定されることが多くなっています。
逆に安定した運用が行われるものは低く設定されています。
こちらは購入手数料のように1度きりのものではなく、投資商品を保有している限りかかってくる費用になりますので、長期間保有する場合はかなり重要なものとなってきます。
必ず前もって確認しておきましょう。

信託財産留保額

こちらは投資信託を解約する際に必要となってくる手数料です。
販売会社ではなく信託財産に留保されるもので、投資信託によって引かれるものと引かれないものがあります。
かかる場合は0~0.5%くらいの間で設定されており、その時点での投資信託の基準価格から計算がされます。
これとは別に解約手数料が設定されることもありますので、それぞれで確認をしておきましょう。

監査報酬

投資信託は決算ごとに監査法人などから運用内容について監査を受ける必要があります。
その際にかかる監査費用が監査報酬です。
こちらも証券会社や投資商品によって金額が違っています。

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投資信託のインデックスファンドとアクティブファンドとは?


投資信託の手数料に大きく関わるものとして投資信託の種類というものがあります。
大きく分けると「インデックスファンド(パッシブファンド)」と「アクティブファンド」の2通りがあるのですが、これらはリスクやリターンにも関係しているものですので、まずは違いを理解していきましょう。

インデックスファンド(パッシブファンド)

インデックスファンドとは「日経株価平均」や「NYダウ」のような株式指標(インデックス)と連動して値動きがしていくファンドです。
こちらは株価と同様の値動きを基本的にしていきますので、市場の動きに合わせて投資をすることができます。
例えば最近株式市場が好調なので投資をするということが可能になるということです。
大きく成長しているときなどはうまく勢いに乗ることができるようになっています。
また、投資信託を通して複数の銘柄に対して投資を行いますのでリスクの分散を行うこともできます。
そしてこちらのファンドは株価指数に連動して投資を行うというシンプルなものですので、運用手数料が低くなるというメリットがあります。
低いコストで安定して運用していきたいときにおすすめできるファンドとなっています。
ただし株価指数と連動して値動きをしていきますので、市場平均よりも大きく儲ける、ということがなかなかできません。
「大きな利益」を目指すのであれば向いていないものです。

アクティブファンド

こちらはあらかじめ決められた運用方針にしたがってファンドマネージャーが投資する対象やその割合を決定して運用をしていくものです。
世界情勢、金融情勢、政治事情などさまざまな要素を取り入れて銘柄を選び、相場の状況に合わせて銘柄を入れ替えたり割合を変更したりします。
株価指数を連動するインデックスファンドと違って投資する銘柄を厳選して常に組み替えていくために「相場以上のリターン」を目指して運用が行われます。
もちろん必ずそうなるわけではないのですが、指数に縛られない運用ができるために投資会社やファンドマネージャーの力量が大きく影響するものでもあります。
それだけ手間をかけて運用が行われているためにアクティブファンドのコストは高くなる傾向があります。
そのためアクティブファンドは「多くの費用をかけてでも大きな利益を目指したい」という人に向いているファンドと言えます。
投資信託によってリスクや費用が高くなっても大きなリターンを目指す人はアクティブファンドを選ぶのが良いかもしれません。

投資信託は手数料を比較しながら商品を選ぼう!

投資信託を行っていく際には売却時の差益や分配金などの他に、どれだけコストがかかるかということも合わせて考えていく必要があります。
証券会社や商品によって違っているのですが、元の額が大きくなるとわずか数%の違いでもかなり大きな金額となってきます。
購入時にはこのコストも合わせて考えて商品を選ぶようにしましょう。

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