誰もがいつかは直面する、介護の不安や悩み。中でも「お金の問題」は気になる人が多いだろう。在宅介護には月々いくらかかるのか？ 介護保険で支給される額は？ リフォームや介護ベッドの費用は……？ 著書『老老介護で知っておきたいことのすべて』がある、看護師で看護・介護ジャーナリストの坪田康佑氏が、具体的な金額を明らかにする。
介護をするうえで外せない「お金の問題」
お金について考えるときには、どうしても、収入と支出を把握し、バランスの改善を考えることは避けられません。
Photo by iStockそれは、老老介護においても同じことです。
ですが、ここでは、家計簿をつけて、どれぐらいかかっているかを見直しましょうという話はしません。
介護で忙しいなか、それをし続けることはなかなか難しいと思うのと、介護にかかる費用というのが、やはり支出の大きな部分を占めるからです。
なので、ポイントをしぼってお話をしていきたいと思います。
収入については、年金や資産の活用などについて知識をつけ、少しでも増えるように手を打つことが大事です。
支出については、生活費を見直すことに加え、介護保険や国・市区町村の支援制度などを活用することで抑えることが可能です。
ここでは気になる介護費用の支出から見ていきましょう。
老老介護に多い在宅介護にはいくらかかるのでしょうか。
介護保険を利用すれば1～3割の自己負担で介護サービスを受けることができます。
ただし、要介護度ごとに支給限度額が決まっており、限度額を超えた分は全額自己負担になります。
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December 16, 2023 at 03:00AM
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