最近SNSなどで話題となっている「食費2万円」の生活。「みんながやれると思われたら困る」「米を実家から送ってもらうなどの裏技をされても参考にならない」など厳しい意見が寄せられる中、目を引いたのが「節約はもちろんしたいけれど子供の成長にとって大切な食事をおろそかにしたくない」という意見。 節約はしたいけれど、子供たちにとって必要なものは削りたくない。そんなはざまで揺れる子育て主婦たち。理想の食費とはいったいいくらなのでしょうか。
家計の負担に感じる食費
株式会社エデンレッドジャパンが令和2年7月に発表した「コロナ共存時代における家計と生活支援に関する調査」(全国の高校生以下の子どもを持つ30~50代の男女600名を対象)によると「現在の家計において『負担が重い』と感じている費用」の第1位は「食費」(62.2%)でした。 確かに、中高生のお子さんや食べ盛りの男子がいる家庭などは食費の負担が大きいことは容易に想像がつきます。「お米をどれだけ炊いても足りない」「牛乳を買い足さない日はない」などの話はもはや定番化。「うちの子は一人で2万円以上食べている自信がある」という家庭も多いのではないでしょうか。 同調査の2位は「住宅関連費」(42.8%)、3位は保育・教育費(37.0%)となっており、食費に比べなかなか簡単には削りにくい印象を受けます。そのため、「節約といえば食費」という考えにつながってしまうのもわからなくもありません。
「節約」を家族はどう思う?
また、調査によると「食べ物に関して我慢をした」経験がある人は59.2%、「子供に我慢をさせた」経験がある人は31.2%という結果がでました。エピソードとして「朝食を抜いた」「外食で食べたいメニューではなく安いものをチョイス」「外食はしないでインスタント食品で我慢させた」といったものがあげられました。 こういった記憶は大人になってからも残ることが多く、笑い話になればいいのですが、辛い過去として刻まれてしまうことも。それでは、どういった形の節約ならば明るく実践することができるのでしょうか。 ・「うちの母は『旬なものは安い』というポリシーを持っていたので、その時期一番安い食品がいつも食卓に並んでいました。春になるとキャベツ料理、夏が来るとキュウリやナス。冬は毎日のように大根が食卓に並んでいましたが、母は毎日楽しそうに違う料理にして出してくれていたので特に不満はありませんでした。 サンマがよく取れる年はサンマばかり食べていたし、不漁の年は並ばない。それが当たり前だと思っていたので、夏にリンゴを友人が買っているのをみてびっくりしたことがあります。『こんな高い時期に!』と。私の場合、母が楽しそうに節約をしていたので大人になって自分もまねているところがあります」 ・「母は専業主婦だったのですが、スーパーのチラシを見比べて遠くのスーパーまで遠征するタイプでした。あっちこっち買い物をした日は当然疲れており、だいたい母は不機嫌。父は陰で『そんな数百円のために…』とつぶやいていたのですが、そんなことを言おうものなら『誰の稼ぎが少ないからだと思ってるの?』と始まるので黙っているようでした。節約というとそんな母の姿を思い出すのでいい印象はないです」 取り入れ方やバランスによって家族に与える影響もだいぶ変わってくるようです。
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August 05, 2020 at 06:16PM
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「食費2万円」は目指さない!子持ち家庭、理想の食費はいくら?(LIMO) - Yahoo!ニュース
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