Wednesday, September 23, 2020

アンケートモニターは収入の足しになるの? - 各種調査の相場を紹介 - マイナビニュース

アンケートモニターの収入について気になった経験はありませんか? 副業として何をするか検討していると、手軽さが魅力に感じる一方で、「なかなか稼げない」という口コミも目に入ります。

そこで、アンケートモニターの収入について、気になるポイントをまとめました。月収でいくらぐらい稼げるか、案件の種類別の報酬相場、高額収入が期待できるアンケートモニターサイトの選び方について解説します。

また、アンケートモニターで収入を増やすうえで注意したい点も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

アンケートモニターの収入はいくら?

アンケートモニターの収入は、どの種類のアンケートをどれくらいの量をこなすかによって大きく異なります。

アンケート回答だけなら月収は数百円の場合も

Webや郵送でいつでも答えられるアンケートは、傾向として低単価です。低いもので数円相当、もう少し多い場合でも10~150円程度。海外のアンケートモニターサイトは、国内のアンケートモニターサイトに比べて単価が高い傾向があります。しかし、報酬額は、どんなに高くても1つのアンケートで数百円です。

1件当たりの報酬を考えると、オンラインのアンケート回答だけ頑張っていても、得られる月収は数百円~数千円程度とかなり少なく、手間の割に稼げないという結果になります。アンケートモニターである程度の金額を稼ぐためには、単価の高い案件を見つけ、積極的に応募していくのが近道です。

高額案件で稼ぐのがポイント

高額案件は、主に自分から指定の日時・場所に出向いてインタビューに答えるタイプに多く見られます。アンケートモニターの魅力である自由度の高さは低くなりますが、その分多くの報酬が得られる点が、インタビュー系案件の魅力です。

アンケートモニターの仕事で稼ぐためには、自宅だけで完結するアンケートタイプだけでなく、日時や場所がある程度拘束されるインタビュー系など単価の高いタイプも積極的に応募しましょう。

アンケートモニターの種類と報酬相場

アンケートモニターで収入を上げるためには、アンケートモニターの種類と報酬の相場を知っておくことが重要です。

分類 種類 報酬相場
アンケート Webアンケート 数円~数十円、ポイントのみ
郵送アンケート 500~1,000円程度
モニター 商品モニター 500~2,000円程度
会場調査 2,000~5,000円程度
ミステリーショッパー(いわゆる覆面調査) 数千円程度
インタビュー 個別インタビュー 8,000~2万円程度
訪問インタビュー 1万~2万円程度
グループインタビュー 6,000~1万5,000円程度

※1件あたりの相場/2020年9月時点

比較すると、Webアンケートはかなり低単価である一方、インタビュー系は少なくとも数千円の報酬が得られる高単価な種類であることがわかります。

インタビュー系は高単価だが募集数が少ない

アンケートモニターで大きな収入を得る近道は、高単価の参加型インタビュー系の仕事を獲得することです。

参加型のインタビューには、以下の種類があります。

  • 個別インタビュー
  • 訪問インタビュー
  • グループインタビュー

個別インタビューや訪問インタビューは、個人に対して深いインタビューをするタイプの案件です。アンケートモニターサイトで参加できる案件の中でも高単価で、少なくとも数千円、高額な場合は2万円程度の収入が期待できます。インタビュー系の案件は、インタビュー日に現金で謝礼として手渡されることも大きな特徴です。

個別インタビューは「指定の場所に出向く」「電話やZoomのようなオンラインで実施する」などさまざまなケースがあり、案件により参加形式はさまざまです。

訪問インタビューは、自宅までインタビュアーをはじめ複数のスタッフが訪問する点が大きな特徴です。そして、座談会形式のグループインタビューでは、5,000円から多い場合は2万円程度の謝礼が期待できます。

このように、効率よく稼げて魅力的なインタビュー系の調査。しかし、ネックはどうしても募集件数が少なく、競争率が高い点です。インタビュー系の案件数が多いアンケートモニターサイトを選び、複数登録しておき、高単価案件の募集が始まったらすばやく対応できる体制を整えておきましょう。

モニター系は中程度稼げる

商品モニターやミステリーショッパーは、数千円程度稼げて、「新商品を試せる」「食事が楽しめる」というメリットがある案件です。稼げる金額は、数百円~数千円と案件により大きな差があります。

商品モニターは、サンプルの送付を受けて、自宅で使い心地を試してアンケートに答え、サンプルを返送するタイプと、商品を買い取るタイプの2種類あります。商品を買い取るタイプは、商品代金分または商品代金の数%の報酬を得るため、利益としてはプラスにならない点は要注意です。

ミステリーショッパーは、飲食店・小売店で多く採用されるタイプの案件です。指定の行動を取り、その中で接客やサービスの質など用意されたアンケートに答えます。報酬額は居酒屋やレストランで数千円、客単価の低いお店で1,000円前後です。

ただし、飲食系のミステリーショッパーは、得られる報酬と同程度または少し多い飲食代を自腹で支払うケースが少なくありません。この場合、報酬がそのまま収入になるわけではありませんが、1食分の食事代分が節約できます。

アンケートは案件数が多いが低単価

Web上で答えるアンケートや、郵送される紙に記入するタイプのアンケートは、件数が多く、初心者でも挑戦しやすい案件です。ただし、報酬は数円~数十円がボリュームゾーンであり、低単価である点はデメリットです。

海外のアンケートモニターサイトの場合、アンケートでも単価が少し高めで、数百円の案件もあるという傾向があります。アンケートを多くこなして収入を上げたい場合は、海外のアンケートモニターサイトも登録しておくことをおすすめします。

高額収入が期待できるアンケートモニターサイトの選び方

ここでは、高額収入が期待できるアンケートモニターサイトの選び方について解説します。

高単価案件に参加できるサイトを選ぶ

アンケートモニターの収入を増やすためには、高単価案件に多く参加できる可能性のあるサイトに登録しましょう。アンケートモニターサイトでの高単価案件とは、つまり数千円以上の報酬が獲得できるインタビュー系の案件です。

高単価案件の募集が流れてきたら、事前調査に回答して抽選対象に選ばれ、抽選に当選するという2段階の審査を経なければなりません。そのため、なかなか実際に報酬を得るまでにいたりませんが、粘り強く応募を続けることで月収を大幅に引き上げる案件を獲得できる可能性が高まります。

自分の属性に合ったサイトを選ぶ

自分自身の属性によって、高単価の案件に参加しやすいアンケートモニターサイトがあります。例えば、大学生ならアルバイト求人サイト「t-news」のアンケートモニター、美容に関心のある女性なら「美トリ」はおすすめのアンケートモニターサイトです。

「t-news」は、大学名を指定してのアンケート、特に首都圏の有名大学を指定してのアンケートが多く見られます。当てはまる人は限られますが、報酬は数百円のAmazonギフト券と、一般的なWebアンケートに比べるとかなりの高単価です。

「美トリ」は、女性にとって関心高いエステ・ダイエット・メイクなどに関連する商品やサービスのモニター特化サイト。また、旅行の予約でも謝礼がもらえます。美容に関心が高く、普段から美容方面にお金をかけている場合は、「美トリ」のモニター案件を通すことで、Webアンケートよりは多い謝礼の獲得も可能です。

アンケートなら海外サイトが比較的高単価

海外のアンケートモニターサイトの中には、Webアンケートの単価が数百円と高めの設定になっているものがあります。

例えば「オピニオンワールド」は、Webアンケートの単価が高めで、1ポイント2円で交換できる海外のアンケートモニターサイトです。100ポイント(200円)以上の案件もあり、アンケートだけでもそれなりに稼げます

アンケートモニターで稼ぐためにできること

登録したいアンケートモニターサイトがいくつか見つかったら、会員登録をして稼ぎ始めましょう。より多くの案件を獲得して稼ぐためにできることを紹介します。

複数のアンケートモニターサイトを利用

アンケートモニターサイトは1つだけに絞り込む必要はありません。興味を持ったサイトにいくつか申し込み、実際にしばらく使いましょう。

アンケートモニターサイトは、それぞれ特徴があります。そのため、さまざまな種類のアンケートモニター案件を体験するには、タイプの違うアンケートモニターサイトを複数選んで登録することも重要です。

案件数が多いもの、高単価案件の件数が多いもの、商品モニターやミステリーショッパー特化タイプのサイトなど、タイプの違うサイトに登録しましょう。これらのサイトを使っていくうちに、自分にとって稼ぎやすいサイトやアンケートの種類が徐々にわかり、結果的により効率のいい稼ぎ方ができるようになります。

広い分野の案件に挑戦する

事前に受けたいアンケートの分野を答える場合は、可能な限り広い分野に登録しましょう。登録した分野から案件が選ばれるため、登録分野が多ければ多いほどたくさんの案件に挑戦する機会が得られます。

ただし、無理をして回答できない分野に登録すると、回答の精度が下がってしまうので要注意です。

専用のメールアドレスで見逃し防止

人気のアンケート・インタビュー案件は、すぐに募集人数に達してしまいます。高単価で人気の案件を見つけたら、すぐに事前アンケートに答えなければ、なかなか高単価の案件を獲得できません。

新着案件の連絡を受けるメールアドレスはアンケートモニター専用で1つ作成することを検討してみてください。メールが届いたらすぐに確認して、高単価案件を見逃さないようにできます。

座談会など報酬の高い参加タイプに応募

座談会や会場調査、個別インタビューなど、高単価の案件は参加型の案件です。

インタビュー系のアンケートモニターは、事前アンケートもそれなりに手間がかかるうえ、アンケート結果で対象外となるケースも少なくありません。対象外になってしまうとがっかりしてしまい、再挑戦するのが億劫になることもありますが、何度か挑戦していけば高単価案件を射止める確率がアップします。

報酬の低いアンケートもこまめに答える

報酬の低いアンケートにも、こまめに答えるようにしましょう。誠実にしっかり回答する実績を積み上げることで、高単価案件獲得の可能性が上がるサイトも存在すると言われています。

逆に、アンケートに回答するたびに仕事内容や家族構成などの情報にブレがでてしまうと、回答に一貫性がないため「適当に答えている」「嘘をついている」とみなされる危険性があります。その結果、自分に届く案件依頼数が少なくなる、あるいはまったく届かなくなってしまう可能性もあるので要注意です。

アンケートモニターで収入を増やすための注意点

アンケートモニターで収入を増やすうえで、注意したいこともいくつかありますのでご紹介します。

正確に誠実に答える

アンケートモニターサイトでは、虚偽回答やなりすましは厳禁です。発覚すれば、報酬は無効になるだけでなく、以降のアンケートに答えられなくなる可能性もあります。記述式など手間のかかるものにもきっちり答えましょう。

自分の属性はもれなく登録

自分自身のプロフィールについての質問にはすべて答え、回答率100%に近づけるよう努力しましょう。例えば勤務形態や家族構成、貯金・保険、趣味など、回答可能な分野にはできる限り回答を記入してください。

調査会社側がターゲット層を決めてアンケートを実施する場合、登録会員の情報データベースに登録された属性を検索し、対象者を割り出します。登録内容が充実していれば充実しているほど、より多くのアンケート対象になります。

参加タイプに当選したら欠席しない

参加タイプ(インタビューや会場調査など)は、高単価で競争倍率も高い案件です。参加タイプの案件は、参加日時・場所の指定がありますが、当選したら欠席しないように調整してください。

当日に欠席すると、調査を依頼しているクライアント企業やアンケートモニターサイトの運営会社、当選できなかった他の会員にまで迷惑がかかります。

1回でも高単価案件をドタキャンすると、次回以降に参加タイプの案件が回ってこなくなる可能性もあります。これまでアンケートに答えて積み上げてきた信頼が一気に失われると考えてください。

アンケートモニターで収入を得るには実績を積み重ねよう

アンケートモニターの種類別報酬相場や月収、多く稼ぐポイントについて紹介しました。アンケートの種類では、Webアンケートが最も低単価で数円~数十円、高単価な案件は、インタビュー系の案件です。

高単価案件は競争率も高く安定して獲得しづらいですが、月に1件でも獲得できれば、月収に大きく貢献します。高単価案件を獲得するには、募集を素早くキャッチして、事前アンケートにコツコツ答えていくことが重要と覚えておきましょう。

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September 24, 2020 at 08:23AM
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