愛知県愛西市の集団接種会場で11月に新型コロナウイルスのワクチン接種を受けた40代の女性が接種直後に容体が急変し、搬送先の病院で死亡しました。
愛知県医師会は重大な事案だとして医療事故を検証する専門の委員会で急変後の対応に問題がなかったかなど検証することにしています。
愛西市によりますと11月5日、愛西市佐織総合福祉センターで行われた新型コロナのワクチンの集団接種で40代の女性が接種した5分後に容体が急変したということです。
会場にいた医師らが対応にあたり、女性は救急車で病院に搬送されましたが、接種から1時間半後に死亡しました。
市によりますと女性には基礎疾患があり、今回が4回目の接種だったということです。
この事案について愛知県医師会は重大な事案として医療事故の検証を行う専門の医療安全対策委員会で検証することにしています。
具体的には女性の体調が変化した経緯や容体が急変後に行われた処置などについて詳細を確認し、対応に問題がなかったかどうか検証するということです。
愛知県医師会の柵木充明会長は「女性はアナフィラキシーショックを起こしていた可能性が考えられる。死亡に至った重大な事案と受け止めていて、臨時で委員会を開くことも含め迅速に対応して検証したい」と話しています。
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