サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で27日に行われたドイツ対スペイン戦の観客席で、地元ファンの集団がカタールの人権状況を批判するドイツ側への抗議の意思を示し、交流サイト(SNS)などで話題となっている。ドイツが自国の民族差別を棚上げしてカタールを非難している、と訴えようとしたとみられる。
カタールのファンらは、トルコ系の元ドイツ代表エジル氏の写真や似顔絵を観客席で掲げた。エジル氏は2018年、ドイツの民族差別を理由に代表引退を表明し、「勝てばドイツ人、負ければ移民」と話した人物。ファンらは、ドイツにも差別などの問題があると指摘した形だ。
ファンの中には口を手で覆う人もいた。ドイツ代表が23日の日本戦前の写真撮影の際に口を手で覆い、国際サッカー連盟(FIFA)に意見表明を封じられたと抗議したことに反発したとみられる。
カタールでは外国人労働者や性的少数者の人権問題を批判する欧米側に対し、自らの問題を棚に上げた「二重基準」だとの反感も強まっている。(共同)
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