「安楽死はじめました(時価)いくらなら払う?」(2020年4月)。嘱託殺人容疑で逮捕された医師の大久保愉一容疑者(42)が過去に発信したとみられるツイッターには、「安楽死」を肯定し、ビジネスとして捉えるような投稿が散見される。患者が苦しむ姿に持論を述べ、高齢者を切り捨てるような発言をしたり財政面のメリットを指摘したりする投稿もあった。
昨年2月、大久保容疑者のものとみられるツイッターには「証拠の残らない安楽死方法を完成させつつあるのだが、これは売れるんだろうか」との記述が。その後も「市販のもので証拠も残さず『安楽死』できた。原価500円ぐらいか」(19年6月)、「流浪の殺し屋をやるのが最適解。営業をどうやってやるのかが問題」(19年7月)とビジネス化を検討するような投稿があった。
今回の事件では、亡くなったALSの女性=当時(51)=から山本直樹容疑者(43)の口座に130万円が振り込まれたことが分かっているが、大久保容疑者が発信したとみられるツイッターには、少なくとも事件の前後2回にわたり「安楽死の値段」を問うアンケートも行われていた。
投稿をさかのぼると、「医学部を卒業するときから、老人医療のやるせなさは身にしみていた」(13年1月)、「意思疎通は無理なんだが、胃ろうから栄養剤を流すたびに涙を流す老人。無理やり生かされてて嫌なんだろうな」(15年12月)との記述が残る。高齢患者と間近に接する中で、終末期医療への疑問が深まっていった可能性がある。
「やはり現代の姥捨山が必要だと思うよ(中略)若者やお嫁さんに決して頼らない老人同士の共同生活。動けなくなり食えなくなったら寿命」(14年3月)、「議員定数を若干減らすよりも、尊厳死法とか安楽死法を通した方が財政は持ち直すと思うけど」(16年2月)と、社会的弱者の切り捨てにつながりかねない思想がのぞく。
事件後の昨年12月には「警察が医療の妥当性を判断してパクるようになるなら(中略)ポストつくって、安楽死を立件するかのジャッジとかすればよかろうもん」と投稿するも、京都府警が強制捜査に乗り出した当日の未明には「塀のなかで受験勉強でもして東大生になればリセットされるかなあ」と逮捕を予見していたような言葉が残されていた。
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July 26, 2020 at 08:30AM
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安楽死の対価はいくら? 逮捕の医師、ネット投稿 ALS患者嘱託殺人事件 - 京都新聞
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