Sunday, November 26, 2023

高齢の親を見守るため実家をスマートホーム化、いくらかかるか - ITpro

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 離れて暮らす親を見守るには、スマートフォンと安価なIT機器を使ったスマートホーム化が肝要です。私が提案する「スマホ見守り」は、父の死後、1人暮らしとなった年老いた母親の安否確認と不便さ解消のため、試行錯誤しながら組み立てたものです。といっても特別なものでは全くありません。ITで生活を快適にする「スマートホーム」のための製品を、高齢者の見守りに転用しただけです。

 スマホ見守りについてまとめた書籍『親が心配な人の見守りテック スマホでできるスマートホーム化の極意』(日経BP)からの抜粋で、今すぐ手軽にできるスマートホーム化のノウハウを解説します。

 本特集のこれまで2回の記事で、スマートホーム化のための機器の導入や設定は意外と難しくないことを説明しました。となると、次に気になるのはやっぱり予算でしょう。

 遠隔での見守りは、施設入居や同居までの「過渡期」と考えている方も多いと思います。どのくらいの期間お世話になるかも分からないので、あまり大きな初期コストはかけられないと考えるのは当然です。

 ホームセキュリティー会社の高齢者見守りサービスなどでは、初期費用をあまりかけず月額料金で利用できるプランもあります。状況によっては、警備員駆け付けもあるセキュリティー会社のサービスを利用するほうがいいかもしれません。

 まずはDIYでスマホ見守りシステムを構築する場合にどのくらい初期費用とランニングコストがかかるのか見てみましょう。

スマートホーム製品は価格もリーズナブル

 実は、スマートホーム市場には多くの企業が参入し、毎年次々と新製品が発売されています。価格も比較的リーズナブルです。私がDIYで実家に見守りシステムを構築してみようと思い立ったのも、そのために必要なアイテムがAmazonで安価に買えることが分かったからなのです。

 例えばネットワークカメラ。Amazonで売れ筋のネットワークカメラは、安いものは2000円台からあり4000円から5000円前後が最多価格帯です。これなら、例えば旅行で留守する際に、ペットの飲み水が足りなくなっていないかを確認するためだけに買っても惜しくない金額でしょう。

 また人感センサーや温湿度計も2000円台からあります。人感センサーは、本来の用途は「人が部屋に入ってきた」「部屋が無人になって一定時間が経過した」などをトリガーに、エアコンや空気清浄機などを自動でつけたり消したりするための製品ですが、見守り目的であればトイレなど生活動線上に設置して安否確認できます。

 一連の見守り製品の中でちょっとお高めなのが、玄関に設置するスマートドアベルです。Amazon.comのグループ会社の製品「Ring Video Doorbell 4」で2万3980円(2023年8月時点)。ただ両面テープで貼り付けるだけで利用でき、工事費なども不要なことを考えると、決して高くはないかなと思います。実家で必要なくなれば他の場所に移動することもできます。

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