女子高生の遺体が見つかった乗用車（中央）＝10月19日午前７時５分、上三川町坂上
栃木県上三川町の町道で10月19日未明、レンタカーの乗用車内から千葉県の高校１年女子生徒（15）の遺体が見つかった事件で、県警捜査１課と下野署は９日、死体遺棄の疑いで逮捕していた埼玉県熊谷市、無職の男（28）を不同意性交の疑いで再逮捕した。宇都宮地検は同日、死体遺棄容疑を処分保留とした。
逮捕容疑は、今年10月、東京都や埼玉県またはその周辺の関東地方で、県外在住の女性を乱暴した疑い。県警の調べに対し「事実関係については黙秘します」などと供述している。県警は性犯罪の被害者保護を理由に、女性が死体遺棄事件の被害者と同一人物かどうかは明らかにしていない。
捜査関係者によると、男は、女子生徒と都内で接触したとされる10月17日から遺体が見つかった19日までの間に、車内で生徒を乱暴した疑いが持たれているという。
事件は19日未明、同町坂上の町道で下野署員が不審な車を発見し、車内から制服のような着衣の女子生徒の遺体が見つかり発覚した。県警は車を運転していた男を死体遺棄容疑で現行犯逮捕した。
女子生徒は高校へ最後に登校した17日以降、首を絞められ窒息死したとみられる。
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