Wednesday, November 1, 2023

【初心者必見】オーダーメイドスーツ完全ガイド。1着いくら?どのブランド ... - roomie

ROOMIE編集部

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自分だけのこだわりのスーツが作れるオーダースーツ。既製品のスーツでは難しい、絶妙なフィット感や着心地の良さはオーダースーツならではです。

最近では手ごろな価格で作れるお店も増えて気軽に挑戦しやすくなっていますが、初心者にとってはそもそも何をオーダーできるの? 予算や納期の目安は? など分からないことも多いのが本音。

そこで今回は、スタイリストの森井良行さんがオーダースーツの基本を解説。来店するときの注意点やオプションなど、初心者のよくある疑問にも答えてもらいました。

スーツは体型に合っていることが最も大切で、体型にフィットしていればスッキリと清潔感のある印象になります。オーダーなら上半身はワンサイズ上で下半身は細めなど、既製品では難しい要望にも柔軟に対応できます

さらに、初心者におすすめのオーダースーツブランドを編集部がセレクト。ぜひ参考にしてみてください。

スタイリスト・森井良行さんのイメージ

スタイリスト・森井良行さん
「プロの目線で、ユニクロも好印象」をモットーに、のべ5000人の買い物に同行。カジュアル・ビジネスどちらの男性ファッションもサポート。また企業・行政から依頼を受け、毎年服装研修も担当。その実績から大手出版社よりファッション書籍5冊を出版&月6本のファッション系コラム連載。主宰するエレカジでは、100名近いビフォーアフター事例を掲載中。
Twitter:@elegant_casual HP:エレカジ

※コンテンツの制作方法等について

オーダースーツとは?

オーダースーツとは、自分の体型に合わせて仕立てるスーツのこと。採寸してから仕立てるため、既製品のスーツにはない絶妙なフィット感や着心地の良さが魅力です。サイズの他にも、デザインや生地などが選べるので自分だけのこだわりのスーツが作れます。

仕立て方は既存の型紙をベースにする簡易的なパターンオーダーやイージーオーダー、型紙自体を一から作成する本格的なフルオーダーがあり、仕立て方によって予算も異なります。

価格は2万円台のリーズナブルなものから10万円超まで幅広くありますが、手ごろな価格で作れるお店も多く初心者も気軽に挑戦しやすくなっています。

オーダースーツを作るメリットは?

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「オーダースーツの最大のメリットは、体型に合ったスーツが手に入りやすいこと。そして好みの生地を選んで作ることができるのも魅力です。

費用を安く抑えたい場合、既製品で安価な商品が多数あるので、それに比べるとオーダーは高いというイメージがあるかもしれません。

しかし、ここ10年くらいでオーダースーツは非常に安くなっていて、2~3万円台でオーダーできるものも多いです。今では、既製品と同じクオリティのものが+1万円程度でオーダーできる時代になっていますね。

ただ、デメリットとしては、既製品のお直しが1週間程度であるのに対し、オーダースーツは納期が3週間~1か月ほどかかることが挙げられます」

オーダースーツでは何がオーダーできる?

「オーダー」とひと口に言っても、何がオーダーできるのか未経験だとイメージしにくいですよね。オーダースーツを仕立てる際に調整したり、選んだりできるのは次の4項目です。

①仕立てが選べる

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オーダースーツの仕立てには個人の体型に合わせた型紙から作る「フルオーダー」と、見本のスーツを試着して採寸する「パターンオーダー」「イージーオーダー」があります。仕立ての種類によって価格や調整できる範囲が異なり、安く短期間で作るなら「パターンオーダー」、体型の特徴に合わせて作りたいなら「イージーオーダー」、フィット感や品格にこだわりたいなら「フルオーダー」と予算や用途に合わせて選べます。

②自分にぴったりのサイズに仕立てられる

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オーダースーツは採寸して仕立てるため、自分の体型にぴったりの一着がオーダーできます。

「そもそも、スーツは体型に合っていることが最も大切です。体型にフィットしていればスッキリと清潔感のある印象になりますが、体型に合っていないとだらしない印象に。オーダーなら上半身はワンサイズ上で下半身は細めなど、既製品では難しい要望にも柔軟に対応できます」

③好みのデザインに仕立てられる

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各ブランドでさまざまな型紙を用意していて、細身なもの、クラシカルなものなどさまざまなデザインが選べます。さらに、襟やポケットのデザインまで細かく指定できるのがオーダースーツの魅力。既製品とわかりやすく差をつけられる部分でもあります。

「簡単にオーダーできて全体のデザインの印象を左右するのがボタンと生地の柄。例えば、多くの若い方が選ばれる、シンプルで目立ちすぎない、無難な雰囲気に仕立てたいなら、オーダー方法は次の通りです。

▼ボタン
ジャケットのフロントボタンは、縦一列に並んだタイプの「シングルブレスト」を選ぶ
・ボタンの数は、一番上のボタンが隠れている『段返り3つボタン』や、『2つボタン』のどちらかを選ぶ

▼生地の柄
光の反射で柄が入っているように見える『シャドーストライプ』または『無地』のどちらかがおすすめ」

④生地が選べる

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さまざまな生地から、高級感を打ち出したい、カジュアルに決めたいなど好みや用途に合わせて選べます。生地の質感や色味によってもスーツ全体の印象ががらりと変わります。なかには「GINZA Global Style」のように5,000種類以上もの豊富な生地を揃えるブランドもあり、まさに一点モノを作れる自由度の高さは既製品にはない魅力です。

「使用頻度が高く、家でお手入れをする想定であれば、ウォッシャブル仕様やシワが付きにくいタイプを選ぶという手もありますよ」

また、仕上がりにこだわりたい場合は、大きな生地のサンプルをチェックできるお店を選ぶのがおすすめです。

「大きい生地のほうが、光の当たり方や色味を着用時に近い形で確認できるうえ、実際に肩にかけて体に合わせられます。また、生地は面積によって見え方が変わります。面積が広くなるほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えますよ(面積効果)」

オーダーの流れは?

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入店からオーダー完了までのおおまかな流れは以下の通り。オーダー完了までに早くても30分以上かかるため、時間に余裕をもってお店を訪れましょう。

▼オーダーの流れ
①顧客情報の登録
…個人情報のほか服の好みや着用シーンなども登録
②採寸…フィッティングルームで全身を細かく採寸
③試着…採寸結果から自分の体型に近いサイズのものを選んでもらい試着。調整する部分を確認
④生地・デザインを選ぶ…予算に合わせて生地やデザインを選択。オプションなどもここで選ぶ
⑤オーダー完了…納期はオーダー方法によって異なる(2週間~2ヵ月程度)ため、要確認。

▼オーダーの流れは以下の記事で詳しく紹介▼

どのくらいの予算でできる?

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一般的なオーダースーツの価格帯はおおよそ2~8万円が目安。オーダースーツの品質は価格によって大まかに決まり、高額なものほど良質な生地が使われています。迷ったら4~万円のものを選ぶのが無難です。

「オーダースーツは4~5万円のものから選べは、安っぽい印象を与えにくいです。このくらいの価格帯であれば、『レダ』『カノニコ』のような品質の高いインポートブランドの生地を選べるようになります。

予算を抑えたい場合は、3~4万円のものからはじめることもできます。ウールなどの天然繊維100%の生地を採用しているなら、それなりによさは感じられるはず。

3万円未満のものは、無名ブランドの安い生地が使われていることも多いです。体型に合ってさえいればよいという人にとっては、オーダーするメリットは感じられるでしょう。

そのお店の最低価格はオプションを除いた価格です。消耗品として使うなら最低価格でも構いませんが、オプションを考慮すると、その店の最低価格から+ 2~3万円程度の予算は想定しておくとよいでしょう」


オーダースーツ店の選び方

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予算に合わせて満足度の高いオーダースーツを作るならお店選びも重要です。森井さんにオーダースーツ店を選ぶ際に確認しておくと良い6つのチェックポイントを教えてもらいました。

▼オーダースーツ店選びのチェックポイント
①予算
②フィッターとの相性
③取り扱っているスーツの傾向
④ゲージの数(サイズ展開)
⑤完成までの期間(納期)
⑥注文方法

①予算

価格は下記のように3つの価格帯に分類されます。スーツ選びで重視したいポイントに合わせて予算を決めると良いでしょう。

●3万円代以下:コスパ重視の人におすすめ
この価格帯は、メーカーが提示する最低価格が多いのが特徴。無名ブランドの安い生地が使われている場合も多いです。ある程度体型に合えばよいという人に適しているでしょう。

「ユニクロでも『UNIQLO CUSTOM ORDER』というオーダースーツのサービスがスタートしました。ユニクロの魅力は値段もそうですが、何といっても納期のスピード感。最短5~10日は業界屈指です。身体にあったスーツをリーズナブルに早くGETしたい方の駆け込み寺的なポジションですね。生地は無地のプレーンなタイプなので、面接やドレスコードがスーツのイベントなど幅広く使えます」

●4万円以上:オーダースーツのよさを感じたい
オーダースーツの品質のよさを味わいたい人は、4~5万円の価格帯が狙い目
。この価格帯であれば、レダやカノニコなどの、有名なインポートブランドの生地を選べるため、安っぽい印象を与えにくいでしょう。

「スーツの繊維の細さは『スーパー100』などと表され、数字が高いほど繊維が細く、高品質とされています。この価格帯では、『スーパー120以上の高品質な生地を選べるでしょう。さらに、高級感のあるしっとりとした光沢が得られるウール100%の生地も選べるようになり、品質にも満足しやすいといえます」

●7万円以上:こだわりのあるスーツにしたい
予算が7~8万円あると、こだわりのあるスーツを作りやすくなります。

たとえば、生地をまとめているバンチブック(生地見本帳)から選ぶ場合、5万円台で高級感のある生地が見つかる割合は100枚に1枚程度。仮に見つけたとしても、人気のため在庫が切れている場合が多いでしょう。

一方で、7~8万円程度の予算であれば、100枚のうちの約半数が、高級感がある生地の印象。また、予算が10万円以上の場合、ロロ・ピアーナやゼニアなどの高級インポートブランドの生地が選べますよ」

②フィッターとの相性

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オーダースーツを依頼する店舗を選ぶ際は、自分と年代や体型が近いスタイリストがいるかをチェックしましょう。

年代が近い場合、似合いやすいデザインや色、柄を提案してくれる可能性が高いといえます。また、体型が近いと、スタイリストが着用しているスーツを見ることで、着用した姿をイメージしやすいでしょう。

大手のブランドには、幅広い年齢層のスタイリストがいるため、相性がよいスタイリストが見つかりやすいといえます。また、若い年代のスタイリストがいる店はSNSを活用して情報発信していることが多いため、チェックしてみるとよいでしょう。

なお、オーダースーツを初めて依頼する際は、“オーダースーツを初めてつくること”をしっかりと伝えるのが大切。相談や採寸を実際に行い、自分の考えを押しつけず、要望に沿って進めてくれるスタイリストかを見極めましょう」

③取り扱っているスーツの傾向

オーダースーツ店は、お店によって得意なスーツの傾向が異なります。主に「シンプル&機能的」「リーズナブル」「イタリアクラシコ・英国式」に分けられ、お店の傾向を知ることでよりニーズに適したスーツが作れます。

●シンプル&機能的

「シンプルながらも地味になりすぎず、着回しても好印象を与えられるようなテイストのスーツが多いのがこのカテゴリ。ウォッシャブル仕様やシワが付きにくい仕様など、実用性にすぐれた商品が多いのも特徴です」

スーツを頻繁に着用する機会が多い人、機能性を重視する人におすすめです。

●リーズナブル

その名の通り、比較的安価なスーツを扱うお店のこと。品質はそこまで求めず、とりあえずスーツがほしい人におすすめです」

スーツを着る機会が少なく、消耗品的に使いたい人や、何着かまとめての購入を考えている人にぴったりです。

●イタリアクラシコ・英国式

イタリアクラシコ・英国式とは、スーツの2大スタイルのこと。スーツの発祥の地であるイギリスで、軍服をルーツにつくられたのが英国式です。さらにその英国式を華やかにアレンジしたのが、イタリアクラシコ。どちらのスタイルもファッション性が高いので、デザイン面にこだわりたい人はチェックしましょう。

「シンプルなスーツが得意なブランドでもイタリアクラシコをつくれたり、リーズナブルなブランドでも高級スーツをつくれたりします。そのため、スーツの傾向は目安として考えてください

④ゲージの数(サイズ展開)

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オーダースーツをつくる際は、数多くのゲージが用意されている店舗を選ぶのがおすすめ。ゲージとは、オーダーする際の見本となるスーツです。

ゲージが多いと、自分の体型に近いものを選んで調整できるので、完成イメージとのギャップが少なくなり、仕上がりに満足できるでしょう。

「基本的に、主力となる型紙のゲージは、どの店舗も用意していますが、他の型紙に関しては限られたゲージしか用意していない場合があります。ゲージの数が多い店では、どの型紙に対してもゲージの種類が豊富に揃っていますよ

⑤完成までの期間(納期)

「オーダースーツは、完成までに2週間~2か月程度かかるため、納品までの期間は事前に必ず確認しましょう。期間はオーダー方法によって異なります」

▼完成までの期間の目安
パターンオーダー:約2~3週間
イージーオーダー:約3~4週間
フルオーダー:約1~2か月

とくに、イージーオーダーやフルオーダーを検討している人は、余裕をもって依頼をしてください。

⑥注文方法

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オーダースーツをつくる方法は、主に次の3種類に分けられます。

①実店舗のみ
②ネット注文のみ
③初回は実店舗、2回目以降はネット注文

「実店舗では、スタイリストと話し合いながら採寸してもらえるため、自分の体型や要望に合ったスーツがつくりやすいでしょう。

一方で、ネット注文は、店舗に訪問する必要がないのがメリット。ただし、自分で採寸する必要がある場合は、正確に測るのが難しいため、初心者が注文する場合は、ある程度のリスクを覚悟する必要があります。

初心者がネット注文をする場合は、FABRIC TOKYOやDIFFERENCEのような『初回は実店舗、2回目以降はネット注文』がおすすめ。多くの大手ブランドが、この方法を取り入れています」


初心者もOK、オーダースーツ店のおすすめブランド5選

ここで初心者におすすめのオーダースーツのブランドを編集部がセレクト。入門編にぴったりの低価格なブランドから、生地やスタイルにこだわりたい人向けの老舗店まで、スーツの傾向に分けて5つ紹介します。森井さんの解説付きです。

■シンプル&機能的

FABRIC TOKYO(ファブリックトウキョウ)

Screenshot: FABRIC TOKYO

公式サイトで詳細を見る

デジタル世代のためのビジネスウェアブランドの「FABRIC TOKYO」。耐久性とストレッチ性を兼ね備えた生地や洗濯できる生地など、機能性が優れた生地のラインナップも豊富。

「無地のシャツやネクタイにも合わせやすい、今っぽさを感じるカジュアルな雰囲気が特徴。20~30代の若い世代や手頃な価格でしっかりとしたスーツがほしい人にも向いています」

価格 38,000円(税込)~
店舗 全国5都道府県、10店舗
注文方法 初回は実店舗、2回目以降はネット注文可能
納期の目安 約14~30日
無料のお直し期間 50日間

▼FABRIC TOKYOのオーダースーツのレビューはこちら(記事後半に掲載)

KASHIYAMA(カシヤマ)

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老舗の大手アパレル会社『オンワードホールディングス』の子会社が展開するオーダースーツ専門店です。1年間と非常に長い無料のお直し期間があり、2着目以降はオンラインオーダーできるのも便利です。

「受注・生産・配送をスムーズに行える体制を確立しており、最短1週間で納品できる点も魅力です」

価格 33,000円(税込)~
店舗 全国34都道府県、60店舗
注文方法 初回は実店舗、2回目以降はネット注文可能
納期の目安 約1週間
無料のお直し期間 1年間

SUIT SELECT(スーツセレクト)

Screenshot:SUIT SELECT

公式サイトで詳細を見る

大手紳士服ブランド『コナカ』系列のお店。全国に185店舗を展開しているため利用しやすく、1着38,500円(税込)~と手頃な価格帯が魅力です。またAI画像採寸アプリを使用すれば10分で採寸可能で、最速10日間で仕上がるのも特長。

「SKINNY MODELをはじめ、全体的に細身の人に合う型紙を多く取り揃えています。世界的にも有名なアートディレクター佐藤可士和さんがブランドコンセプトや店舗設計など、トータルプロデュースしており、スタイリッシュでおしゃれな点は若い世代にも満足度が高いでしょう」

価格 38,500円(税込)~
店舗 全国44都道府県、185店舗
注文方法 初回は実店舗、2回目以降はネット注文可能
納期の目安 約10~21日
無料のお直し期間 6か月間

■リーズナブル

オーダースーツSADA(サダ)


公式サイトで詳細を見る

初回21,780円(税込)という低価格で作れるのが魅力。創業95年の老舗ブランドであるため、フィッターとのコミュニケーションがとりやすい傾向があり初心者でも安心です。

取り扱っているジャンルも幅広く、高級な生地も取り扱っているので、フルオーダーのスーツも作ることができますよ」

価格 21,780円(税込)~
店舗 全国18都道府県、47店舗
注文方法 初回からネット注文可能
納期の目安 約14~30日
無料のお直し期間 1か月間

■イタリアクラシコ・英国式

GINZA Global Style(ギンザ グローバル スタイル)

Screenshot: Global Style

公式サイトで詳細を見る

全国に32店舗を展開する老舗オーダースーツ店業界最多の10種類以上の型から選ぶことができ、5,000種類以上と豊富な生地を揃えています。また、2着以上購入した場合は1着26,400円(税込)の低価格でオーダーできるのも初心者にうれしいポイント。

「選択肢の幅は広いですが、スタイリストが親身なので、初心者でも自分に合ったスーツが作りやすいと評判です。老舗ならではの相談のしやすさと、おしゃれなイタリアクラシコが比較的安価でつくれるのが魅力

価格 41,800円(税込)~
店舗 全国13都道府県、32店舗
注文方法 初回は実店舗、2回目以降はネット注文可能
納期の目安 約3~4週間
無料のお直し期間 3か月間

Q&A|初心者の疑問を解決

最後にオーダースーツ初心者の疑問を解説。初めて作る場合も、知識をつけておけば安心してオーダーしやすくなりますよ。

Q.お店の雰囲気を確認したいけど、入りにくい場合はどうしたらいい?

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A.「百貨店に入っているお店や、既製品売場の一角にオーダーコーナーを設けているお店は比較的入りやすいでしょう。また、ブランドの公式サイトやSNSで情報を発信している場合もあるので、雰囲気を掴むためにチェックしてみるのがおすすめです」

Q.来店は予約が必要?

A.連絡なしで行くと待たされる場合があるため、予約していくとスムーズです。来店予約の方法はお店のHPを見たり、電話をして問い合わせると良いでしょう。

Q.オーダースーツ店にはどんな服装で行けばいい?

A.「ラフな格好でも問題ないですが、自分のスーツを着ていくのがおすすめ。自分のスーツを着ていくと『今は袖が短いけど長めにしたい』などと的確に要望を伝えやすくなり、フィッターに完成イメージを共有しやすくなります

スーツが面倒な場合は、普段着ているYシャツを持参するのがおすすめ。Yシャツの袖の長さをみながら調整できるので、より自分に合ったスーツを作りやすくなりますよ」

Q.どのくらいの時間がかかる? オーダーの流れは?

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A.「作成には1~1時間半くらいかかります。1時間でできれば、かなりスムーズなほうです」

▼オーダーの流れは以下の記事で詳しく紹介▼

Q.オーダースーツを作るのにおすすめの時期は?

A.「オーダースーツ店によっておすすめの時期は異なりますが、3月・9月頃がよいです。これは、春夏物が3月頃から入荷し、秋冬物は9月頃から入荷する傾向があるためです。生地の入荷が発表されてから1か月以内くらいは、人気の生地が売り切れていないため、幅広い選択肢から選ぶことができますよ」

Q.スタイリストに伝えたほうがよいことは?

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A.「今着ているスーツへの違和感を具体的に伝えることが重要です。スーツを着た時の丈感のバランスが重い、あまりぴたっとしすぎるのはよくない……という感じで。

何に違和感をもっているか判断しにくい場合は、次の3つのパターンから自分がどれに当てはまるかを考えてみてください。

1つ目は「着用感を犠牲にしてもスッキリ見せたいタイプ」、2つ目は「体に合わせたいけどゆとりのある着心地を大事にしたいタイプ」、そして3つ目は「スッキリ感や着心地をバランスよく重視したいタイプ」です。

どのパターンに当てはまるかを理解して伝えると、納得した仕上がりに近づきやすいですよ」

Q.オプション(カスタマイズ)はどうすればいい?

A.「ボタンにはこだわりましょう。安っぽいボタンは印象を大きく変えてしまいます。ボタンは天然素材のものが好ましく、水牛のものを選ぶと間違いありません。また、裏地にはキュプラを選ぶと光沢感があり、安っぽく見えません。

ネームを入れることは重要ではないので、好みで選んでください。パンツに滑り止めをつけておくと、シャツが出にくくなるためおすすめです」

Q.ベストはセットでつけたほうがいい?

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A.「ベストがあると、ジャケットを脱いでシャツだけになっても、スタイリッシュな印象を与えることができます。ジャケットを脱ぐ機会が多い職種であれば検討してもよいでしょう。

ただ、ベストを付けると別途費用がかかります。もちろん、ベストがなくても好印象は与えられるので必ずしも必要はありません

Q.出来上がりのサイズが合わない、体型が変わってしまったら?

A.オーダースーツを購入する際は、無料のお直し期間があるブランドを選ぶのがおすすめです。期間が長期にわたっている場合は、体型の変化にも対応できるので便利ですよ。「無料のお直し期間の日数は、30日~1年間とブランドによってさまざま。複数のブランドで迷ったら、期間が長い方を選ぶといいでしょう」

オーダースーツのよくある失敗は?

A.「よくあるのが、体へのフィット感を重視するあまり、窮屈になりすぎるケース。担当のスタイリストへ、今着ているスーツの不満点や要望を伝え、スーツのフィット感を決めてくださいね。

また、仕上がったスーツの色が想像と違った、というのもよくある失敗。生地は面積によって見え方が変わります。面積が広くなるほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見えるのです(面積効果)。

そのため、サンプルの生地の色をチェックする際は、できるだけ大きな生地で確認しましょう。大きな生地であれば、実際のオーダースーツに近い色味でイメージできますよ。もしも、同様の生地の既製品がある場合は、そちらを確認してください」

※商品の購入やサービスの契約をすると、売上の一部が販売プラットフォームよりメディアジーンに還元されることがあります。

※本コンテンツはROOMIEの責任において独自に制作しているものです。メーカー等から商品・サービスの無償提供を受ける場合や、広告出稿をいただく場合がありますが、メーカー等はコンテンツの表現やレビュー内容には一切関与していません。

※記事公開後も情報の更新に努めていますが、最新の情報とは異なる場合があります。

執筆協力:齋藤倫子

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November 01, 2023 at 12:43PM
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