Saturday, November 4, 2023

70歳代おひとりさまの平均貯蓄額と中央値はいくら? [定年・退職の ... - All About

70歳代は、まだまだ働けるという人がいる一方で、「70歳代は、ゆっくりしたい」という方も増えてきます。そう考えると、70歳代は、本格的に年金だけで暮らし始める年代といえます。ただ、年金だけの生活になると気になるのは貯蓄額。昨今の物価高の状況を考えると、年金だけでずっと暮らせるのか不安です。早速、70歳代の「おひとりさま」の平均貯蓄額がどのくらいあるのかみてみましょう。

70歳代おひとりさまの平均貯蓄額・平均・中央値はいくら?

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯)2022年」によると、70歳代のおひとりさまの貯蓄額は以下のとおりです。

●70歳代おひとりさまの金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)
・金融資産非保有:28.3%
・100万円未満:5.2%
・100万~200万円未満:4.0%
・200万~300万円未満:4.2%
・300万~400万円未満:4.6%
・400万~500万円未満:3.0%
・500万~700万円未満:8.8%
・700万~1000万円未満:4.8%
・1000万~1500万円未満:5.6%
・1500万~2000万円未満:5.8%
・2000万~3000万円未満:8.2%
・3000万円以上:16.1%
・無回答:1.2%

ただし、アンケートで「金融資産非保有」と答えた方の中には、「運用または将来の備えとしての資産」として区切っていない人が含まれています。そのような方々は、生活資金口座にまとまったお金を預けっぱなしにしており、その預貯金の平均は「544万円」です。

上記のデータにおける70歳代おひとりさまの貯蓄額の平均値は1433万円、中央値は485万円です。

平均の貯蓄額が「1433万円」と大きい数値ですが、上記のデータのうち貯蓄額が突出している「2000万~3000万円未満:8.2%」や「3000万円以上:16.1%」が大きく影響していると考えられます。そのため実態をみるときは、値の小さい順、もしくは大きい順に並べた真ん中にある値の「中央値」の方が参考になります。

つまり、70歳代おひとりさまの多くは貯蓄額が485万円ほどといえるでしょう。

70歳代以降は健康寿命を延ばし、医療費を減らそう!

70歳代の貯蓄額の結果をみて「残りの人生も少なくなるこの年齢であれば、貯蓄額が500万円あれば良いのでは?」という人もあります。しかし、日本人の平均寿命は、厚生労働省の「令和4年簡易生命表」によると、男性81.05歳、女性87.09歳となっています。

また、主な年齢の平均余命をみると、男性70歳時の平均余命は15.56年、女性70歳時の平均余命は19.89年。まだまだ先は長く、500万円の貯蓄では心もとないといえるのではないでしょうか。さらに、70歳以降になると、健康面でも問題が発生します。

参照:厚生労働省 令和2年度「生涯医療費」(男女計)

参照:厚生労働省 令和2年度「生涯医療費」(男女計)

厚生労働省の資料令和2年度「生涯医療費」によれば、日本人が一生のうちに使う医療費の総額を示す「生涯医療費」は、「2700万円」。そのうち、70歳以上が半分を占めます。

つまり、70歳以降にかかる医療費は約1350万円となります。しかし、実際には公的医療保険に加入しているので、自己負担額はこの医療費のうち1~3割(個々の所得などによる)となります。そのため70歳以降にかかる医療費は135万~405万円が目安となります。

もし、70歳代まで貯められるお金が500万円前後かもしれないという場合は「健康寿命」を伸ばすことを、心掛けることで医療費という大きな支出を減らすことが可能といえるでしょう。

年齢を重ねると「もう年だから……」と考えがちになりますが、「自分で何でもする、できる!」と前向きな気持ちを持ち続けて、心身ともに健康的な生活していきましょう。

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