Sunday, September 25, 2022

台風17号(クラー)発生 今月6つ目 小笠原諸島は荒天警戒 - ウェザーニュース

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2022/09/26 10:32 ウェザーニュース

9月26日(月)9時、父島近海で発達中の熱帯低気圧が台風17号(クラー)になりました。今月に入って6つ目の台風発生です。

今後は北寄りに進んで小笠原諸島近海を通過したあと、進行方向を東寄りに変えて、本州の東へと進む予想です。小笠原諸島や伊豆諸島は影響のおそれがあるため、今後の情報にご注意ください。

▼台風17号 9月26日(月)9時
 中心位置   父島の南南東約420km
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     北北西 25 km/h
 中心気圧   1000 hPa
 最大風速   18 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 25 m/s
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小笠原諸島や伊豆諸島は要注意

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台風17号は、明日27日(火)にかけて小笠原諸島近海を北寄りに進み、父島などに近づく可能性があります。進路や発達の程度次第では島嶼部で暴風や強雨による荒天や、波の影響をもたらすおそれがあるため注意が必要です。

また、進路次第では八丈島や青ヶ島など伊豆諸島の南部にも影響を及ぼすことも考えられます。今後の情報を注視するようにしてください。

28日(水)以降は進路を東寄りに変えて日本からは離れる予想のため、本州方面には荒天をもたらすような影響はない見通しです。
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台風の暴風域に入る確率

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5日先までに台風の暴風域に入る確率は以下の通りです。(気象庁)
 東京都      13 %
 沖縄県大東島地方 1 %
※東京都は小笠原諸島、伊豆諸島を含む

この先も別の熱帯低気圧が発生の可能性

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現在、南シナ海からフィリピンの東、マリアナ諸島にかけての地域は「モンスーントラフ」と呼ばれる、雲の発達しやすい気象状況が形成されています。

モンスーントラフは、インド洋から南シナ海を通って吹いてくる西風「モンスーン」と、太平洋高気圧の外縁部を吹く東風が接している部分で、反時計まわりの低気圧性の循環が生じています。モンスーントラフで合流した風が上昇することで雲が発達し、循環の中心が明瞭になってくると、そこで熱帯低気圧・台風が発生することになります。

台風は様々な場所で発生しますが、このモンスーントラフから発生する台風も数多くあります。

今後もマリアナ諸島などで別の熱帯低気圧が発生する可能性が考えられます。今後の情報に注意してください。

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9月は8月に次いで発生数が多い

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平年の台風発生数

9月はすでに台風が5つ発生していました。今回発生した台風17号は、9月に入って6つ目の台風となります。

9月の台風発生数の平年値は5.0個で、8月に次いで台風発生の多い月です。秋はジェット気流の位置の変化などにより、本州方面に影響を及ぼす台風が多い時期になります。台風への備えをしっかりとしておいてください。

台風の名前

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台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風17号の名前「クラー(Kulap)」はタイが提案した名称で、ばらを意味するタイ語からとられています。

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参考資料など

  • 防災情報
  • 台風豆知識

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