Monday, September 12, 2022

性別をいくら奪われても、私たちは恋をする。恋は性別の中にあるわけじゃないからだ。 - fumufumu news

 フムニューのインタビューにも登場してくださった、芥川賞作家・村田沙耶香さん。

*インタビューはこちらから→芥川賞受賞から6年、村田沙耶香さんの創作ルール「毎日トランクを引いて外出」「最初にイメージするのは水槽」

 世の「常識」や「普通」って何? と読者に常に提示し、問いかけるような村田さんの小説。建前を取り払い、人間の心の奥を時に残酷に抉り出す筆致が大好きで、少し怖いけれど、読まずにはいられない。私も村田さんの作品の魅力に取りつかれている一人です。

 上記のインタビューで、過去に村田さんがファミレスのバイトからコンビニ店員に戻った理由として、「当時は男女の制服が同じで、立ち居振る舞いが女性的であることをそこまでは求められないコンビニのほうが『店員』という無性別な存在に近づきながら働くことができる感覚があって」と語られています。

 その感覚と通じるものがあるかもしれません。今回の言葉は、2020年に発売された短編集『丸の内魔法少女ミラクリーナ』(角川書店)に収録されている『無性教室』の主人公・ユートのモノローグです。ユートは「性別禁止」の学校に通う高校生。女子は短髪にし、胸はピッタリとしたタンクトップでつぶすなど、性別を消すことが校則で決められています。そんな状況でユートは、同級生のセナにひかれ、次第にセナの性別が男女どちらなのか、猛烈に知りたくなります。しかしセナは詮索されるのを嫌がり……。

村田沙耶香=著『丸の内魔法少女ミラクリーナ』(角川書店)※写真をクリックするとAmazonの紹介ページにジャンプします

 もし好きになった人の性別がわからなかったら? 私は絶対的に相手が「男だから(女だから)」好きになるのか? 性別を越えてひかれ合うこともあるんじゃないか──。この作品を読んで、自分の性的指向についても、揺さぶられる思いがしました。

 火花のように美しくほとばしるユートの恋心の行方を、小説でぜひ確認してみてください。(知)

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