輸入車[2020.05.29 UP]
【アバルト特集】ファン垂涎の伝統スポーツブランド、今ならいくらで買えるの?
イタリアのスポーツモデルを象徴するアバルト。60年代 ~70年代にはモータースポーツでも名を馳せ、スポーツカーファンにとっては伝説的なブランドでもある。そんなアバルトは現在でも新車購入が可能で、595、124スパイダーがウェブサイトに掲載されている(2020年5月現在)。一方で中古車市場に目を向けると、前述のモデルに加えて500、プントをベースとしたアバルトも手頃な価格で販売されている。これらは、小さなボディに強力なエンジンと足まわりを備えたホットハッチで、スポーツモデルファンにはたまらない存在だ。今回は、2007年以降に登場した新生アバルト全モデルの相場を一挙に紹介していきたい。
この記事の目次
関連情報
中古車特選記事アバルトってどんなモデル?
もともと、フィアットを中心としたクルマのチューナーだったアバルト社。1960年代の500(チンクエチェント)などをベースとしたレーシングマシンで、さまざまなモータースポーツ活動を行なっていた。70年代に入るとフィアットに買収され、同社のモータースポーツ支えたこともアバルトの偉業として知られている。また、アバルトを象徴するサソリのエンブレムを与えたモデルを各車に設定するなど、フィアットグループのスポーツイメージを牽引したブランドでもある。なかでも「フィアット131アバルトラリー」、「フィアット リトモアバルト」、「アウトビアンキA112アバルト」などは70~80年代を代表するアバルトの作品だ。
しかし、90年代に入るとアバルトのバッジが与えられた市販車は少なくなり、セイチェント(日本未導入)、プント、ブラーボ(日本未導入)などにその名残を留める程度に。しかし2007年、アバルトはフィアットグループの1ブランドに昇格し、フィアットベースの高性能モデルを担当することになった。日本導入時(2009年)のラインアップは500とグランデプント。後者はホットモデルながら270万円という低価格も売りだった。その後さらに高性能な595、オープンスポーツの124スパイダーも登場し、ラインアップを広げて行った。
アバルト500/595の中古車相場は?
2009年4月に発表されたアバルト500は、フィアット500をさらにチューニングしたモデル。物件数、相場ともに手頃で、中古車でもっとも買いやすいアバルトである。エンジンは1.4L 直4ターボを搭載し、最高出力は135馬力を発揮。これに5速MTを組み合わせ、スポーティな足まわりと相まって格上のホットハッチにも負けない走りを身につけた。なお、アバルト500は後にシーケンシャル5速MTが設定されたほか、オープントップの500Cも登場している。
一方、アバルト500の上級バージョンとして2013年1月に登場したのが595。エンジンは500と同じく1.4L 直4ターボが搭載されるが、最高出力は135psから160psへと高められているのが特徴。また、強化ブレーキやサスペンション、17インチホイールがセットになった「エッセエッセ」キットが最初から装着されているのもポイントだ。グレードは、走りを重視した「コンペティツィオーネ」、豪華な装備の「ツーリズモ」の2グレードで展開されている。そしてさらに上位の695シリーズにも注目。こちらは限定車として数回投入されたもので、最高出力は180psを発揮。2015年には、サーキット走行にも対応する最強の695ビポストも投入されるなど、フィアット500ベースのアバルトバージョンは幅広いラインアップを誇っている。ここでは各モデルの中古車平均価格を見ていこう。
※中古車平均価格はグーネット2020年5月20現在のデータによる。100万円台前半でも探せるアバルト500が狙い目
500、595ともにオープントップの500C、595Cが存在するが、いずれも物件数はそれほど多くない。また、500と595を比べると後者のほうが物件は充実しているが、相場は高めとなっている。価格重視ならば500のほうが探しやすいだろう。ただし走行距離が10万kmを超えたものも存在するので注意。5万km以下の条件ならば130万円前後が相場となっている。ちなみに595は同じ条件下ならば160万円が目安。一方、限定車として導入された695シリーズは、「695トリブートフェラーリ」がもっとも多く、平均価格は330万円。希少性を重視するなら、これらのモデルを探して見るのも手だろう。
スポーツカーの楽しさに満ちた124スパイダーという選択
500とプントしかなかった新生アバルトに、ニューモデルが登場したのは2016年のこと。アバルト124スパイダーというオープンスポーツが追加されることになった。これは1967年に登場したフィアット124スポルトスパイダーと、それをベースとした競技向け車両のアバルト124ラリーの精神を引き継ぐモデル。ちなみに124スパイダーは、日本ではアバルトブランドのみだが、海外ではフィアットブランドからも発売されている。なお、この124スパイダーのボディとシャシーはマツダ ロードスターと共通で、生産はマツダの工場で行われる。ただしエンジンはフィアット製の1.4L 直4マルチエアターボが搭載されており、最高出力は170psとロードスターよりもハイスペック。足まわりもアバルトらしくハードなセットアップとなっている。
※中古車平均価格はグーネット2020年5月20現在のデータによる。中古車市場では高値安定が続く124スパイダー
新車時価格は388万8000円~399万6000円とかなり高額なクルマであるが、中古車平均価格は登場から4年近く経っても342万円と、値下がりは見られない。安い個体を探しても300万円前後となり、お買い得感はそれほど高くないのが現状だ。ただし物件の多くは低走行でコンディションが良好なので、新車購入と比較するなら検討する余地はある。
実用性の高さはピカイチのアバルト プント
新生アバルトのもうひとつの選択肢はプント。ブランドが導入された際のローンチモデルとして2009年2月に発表されたアバルト グランデプントは、155psの1.4L 直4ターボエンジンを搭載。アバルトらしい専用外装と17インチホイールを装着し、6速MTで乗れる希少なイタリアンホットハッチである。2010年10月にはマイナーチェンジが行われ、最高出力は163psにアップ。フロントデザインがリニューアルされると同時に、車名も「プントエヴォ」に改められた。さらに2012年10月、車名はシンプルに「プント」に変更されている。いずれも500よりボディサイズが大きく、リヤシートにも大人が快適に座れるスペースが確保されるのが魅力だ
※中古車平均価格はグーネット2020年5月20現在のデータによる。アバルトのなかでもっとも相場が低い
500よりも上級モデルだが、中古車平均価格はこちらのほうが安い傾向にある。なかでも初期のグランデプントは100万円以下の物件が大半で、価格面で手が届きやすい。もっとも年式が新しいプントでも150万円前後となっている。しかし物件数が少なく、500と比べて探しにくいのが難点だ。もしもコンディションのよい個体に巡り会えたら、前向きに検討したいところ。
まとめ
現在中古車で購入できるアバルトでもっとも探しやすいのは500または595。価格重視なら500、物件数重視なら595で、いずれも100万円台の予算から狙える。ひとまわり大きいプントシリーズは実用性の高さが魅力だが、物件数が乏しく探しにくのというデメリットがある。124スパイダーは価格がまだ下がっておらず、買い時は当分先。しかしながら、数少ないイタリアのスポーツモデルとして、アバルトブランドが魅力的な選択肢のひとつであることに変わりはない。
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May 29, 2020 at 04:19PM
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