◇大相撲春場所5日目(12日・エディオンアリーナ大阪)
おかげさまで5日目も無事終わりました。ありがとうございます。早速土俵を振り返ります。新入幕の琴ノ若が今日も力強い相撲で勝ち、4勝目を挙げた。父の先代琴ノ若とよく比較されるが、私の見たところ息子の方が相撲が速くうまい。先代は長くなると持ち味を発揮し「ミスター水入り」と呼ばれ、重い腰に定評があった。大関の呼び声も高かったが、勝ちみの遅さで残念ながら大成できなかった。それだけに息子に掛ける期待は大きいに違いない。祖父が横綱(琴桜)、父が関脇。若い琴ノ若には重圧に負けず頑張ってもらいたい。
ところで、4日目の相撲で大けがをしたと思った千代大龍がピンピンしているのには驚いた。全勝の隆の勝を猛然と攻め、はたき込んで会心の勝利。すっかりだまされてしまったようだ。食えない男だ、千代大龍。反対に痛くても決して痛いと言わない炎鵬は懐の深い隠岐の海との対戦。珍しく右に動いて相手の左差しを防ぎ、機を見て相手の右腕を引っかけ送り出した。よく考えた相撲で苦手を克服したのは成長の証でもある。遠藤も懐の深い正代に攻め込まれながらもろ差しに成功、逆襲の寄り切りで3勝目。炎鵬と二人で場所を盛り上げてほしいものだ。
朝乃山は高安の休場で不戦勝。不調な相手ではあるが、高安は強敵の一人。この1勝は本音を言うとありがたい。流れは確実に朝乃山に来ている。6日目の土俵は油断なきように。
全勝の御嶽海は貴景勝の当たりを止め、浅いもろ差しから一気に寄り切った。いくら何でも今日の相撲は文句は無いだろう。優勝の話がまだ早いのは十分に分かっているが、いい感じである。心配なのは貴景勝。当たり自体は悪くないが、足が出ていない。それと気迫もあまり感じられない。体調が悪いのか、稽古が足りないのか。5日目にして優勝争いから脱落は意外では済まない。何とか奮起を促したいが今場所は両横綱もいるし、三役も元気者がそろっているだけに苦しい場所となろう。
鶴竜は手の内を知り尽くしている相手なので自信満々の相撲であった。意外に苦戦したのが白鵬である。徳勝龍が左四つで大善戦。先に右上手を引けたらもっと面白くなったと思われる。白鵬はまだ本調子とは言えないようだ。強い相手に当たる前に自信を深めたいところである。
今日は仕事が休みだったので御堂筋を散歩。途中で昼飯を食べたが、なぜかカツカレー。これで大阪に来て5回目である。カレーを食べるとウイルスにかからないらしいと人に言ったら笑われてしまった。要するにカレーが好きなだけである。それでは明日はラジオで。(元横綱)
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