購入データから栄養バランスをチェックするアプリ「SIRU+(シルタス)」を運営するシルタスは3月19日、「新型コロナウィルス流行による購買の変化」について調査結果を発表した。
調査期間は2020年1月10日~3月11日で、調査期間内にSIRU+を導入しているスーパーで購入されている約3200万件の購買データを、「1月10日~2月9日」と 「 2月10日~3月11日」の期間に分けて比較し、購入食品の上昇率を分析した。
「1月10日~2月9日」と「2月10日~3月11日」の期間を比較し、購入された食品の上昇率を分析した結果、旬であるアスパラガスの購入上昇率が77.56倍、子供のいる家庭でまとめ買いされやすい牛乳の購入上昇率が73.10倍と、70倍以上も購入されていることが分かった。
また、焼きそばや冷凍スパゲティ、即席ラーメン、菓子パンといった、簡単に調理ができる、もしくは調理せずに食べることができる食品の購入上昇率も高い傾向となった。
保存食として需要が高まったことや、全国の小中学校や高校、特別支援学校に対する臨時休校の要請を受けて、家で昼食を作る家庭が増えたことが要因として考られるという。
購入上昇率の高い食品の栄養成分を分析すると、ビタミンCが不足しやすい傾向がある。ビタミンCは皮膚や粘膜の健康維持や、病気やストレスへの抵抗力を強める働きがあり、ウィルス対策のためにも積極的に摂りたい栄養素となっている。
ビタミンCを多く含む食品としては、パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、さつまいも、じゃがいも、キャベツ、イチゴ、キウイがある。
購入上昇率の高い食品にビタミンCが豊富な食品を組み合わせることで、手軽にビタミンCを補うことができる。例えば、焼きそばの具材としてキャベツとピーマンを加えたり、牛乳にイチゴを入れてミキサーにかけてイチゴミルクにしたりすることで、ビタミンCの摂取が大幅に増え、1日に必要な量の約3分の1を摂ることができる。
ウィルス対策のためには、栄養バランスのとれた食生活を送ることが大切で、普段の買い物や食事づくりで意識することで、健康的な体づくりを目指したいという。
「SIRU+(シルタス)」は、記録づけ不要で、ポイントカードを提示して買い物をするだけで、栄養バランスをチェックできるスマホアプリ。
ポイントカードに紐づく購入データを自動で栄養分析し、不足を補う最適な食材やレシピを表示する。繰り返し利用することで、食の好みをアプリが機械学習し、個人の食生活に合わせて最適な買い物を提案する。日常生活の一部である買い物から健康的な食生活を目指す「頑張らないヘルスケアアプリ」という。
■シルタス
https://sirutasu.com/
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March 19, 2020 at 03:44PM
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