Thursday, December 29, 2022

お年玉はいくらあげるべき?気になる金額の相場を年齢別に徹底 ... - 伊予銀行

子どもの頃はもらうのが楽しみだったお年玉も、あげる立場になると相場がわからずに悩む人も多いでしょう。できれば多すぎず少なすぎず、子どもに喜んでもらえる金額を渡したいものです。この記事では、子どもの年代ごとのお年玉の相場やお年玉のマナーについて解説します。

年齢別のお年玉の金額相場はどうなっている?

年齢別のお年玉の金額相場はどうなっている?

「小さな子どもへお年玉を渡すとしたらいくらがいいのか」「年齢が上がったから昨年より増やすべきか」など、お年玉の金額は悩ましいものです。平均的な相場を知りたいところでしょう。
最初に、子どもの年代別のお年玉の金額相場を、住信SBIネット銀行が2020年(令和2年)12月に実施した「2021年 お年玉に関する意識調査」のデータをもとに紹介します。

2021年 お年玉に関する意識調査

未就学児

未就学児のお年玉で最も多いのが「1,000円以下」で、全体の40%近くを占めました。次いで「1,001~3,000円」が約30%、「3,001~5,000円」が約20%となっています。
就学前の幼児ではお金の価値を理解できないため、1,000円以下が相場といえます。

小学校低学年

小学校低学年(1~3年生)のお年玉は「1,001~3,000円」が40%強と最も多く、次いで「3,001~5,000円」が約30%となっています。「1,000円以下」の割合は、10%以下となっています。お金の意味はわかるものの管理をするのが難しい年代のため、3,000円程度が相場といえるでしょう。

小学校高学年

小学校高学年(4~6年生)のお年玉は「3,001~5,000円」が約45%と、半数近くを占めています。次いで「5,001~1万円」が約25%、「1,001~3,000円」が20%強です。この年代になるとおこづかい帳をつけたり、自分で銀行にお金を預けたりもできるようになるでしょう。そのため、お年玉の相場も5,000円前後に上がっています。

中学生

中学生のお年玉は「5,001~1万円」が50%弱と最大のゾーンで、次いで「3,001~5,000円」が30%強となっています。中学生は5,000円が一般的な相場といえます。

高校生

高校生のお年玉は「5,001~1万円」が50%強と、半数以上を占めています。次いで「1万1~3万円」が20%強、「3,001~5,000円」が20%弱です。金額が1万円前後と、小・中学生の頃よりもかなり上がっているのがわかります。

大学生

大学生のお年玉は「5,001~1万円」が約50%と最も多く、次いで「1万1~3万円」が30%強となっています。高校生に比べて高額になる傾向はありますが、3万円超の割合は5%に満たない少数でした。

お年玉のあげ方とマナー

お年玉のあげ方とマナー

お年玉の金額を決めたら、あげ方のマナーや常識も押さえておきましょう。

親戚同士で金額を話し合っておく

親戚同士のお年玉の金額は、事前に話し合って決めておくとよいでしょう。お年玉は親戚同士であげる場合もあれば、もらう場合もあります。同年代の子どもの間でお年玉の金額に差があると、子ども同士のけんかにつながりかねません。
また「多くあげすぎた」「もらった金額より少なく渡してしまった」のようなケースでは、大人同士でも気まずくなりがちです。お正月の前に、親戚同士でお年玉の金額をすり合わせておくのが無難です。

お年玉はいつからいつまであげるか

お年玉をあげる年齢に、特に決まりはありません。よくあるケースとしては親戚や知人の子どもであれば幼稚園の年長くらいから、祖父母から孫へは0歳からなどです。
いつまであげるかも、ケースバイケースです。学生のうちはあげるという家庭もあれば、高校を卒業したらお年玉はあげないという家庭もあります。各家庭の方針にしたがって決めるか、迷ったら親戚や知人に相談してもよいでしょう。

お金の折り方や入れ方を確認する

お年玉を渡す前の、お札の折り方やポチ袋への入れ方にもマナーがあります。お年玉以外の日常生活にも役立つので、覚えておきましょう。なお、紙幣はなるべく新札を用意しましょう。

お札の折り方と入れ方

お札は肖像画がある側が表で、正しくは3つ折りにします。折り方は開いたときに表側が出るように表を内側にして、左から右へと折ります。お年玉袋の大きさにより3つ折り以外にする場合もありますが、4つ折りは縁起が悪いと気にする人も多いため避けたほうが無難です。
折った右側がお年玉袋の表にくるように入れましょう。こうすることで、取り出して広げたときに表が出てきます。

硬貨の入れ方

硬貨は絵柄のある面が表で、製造年が刻印されている面が裏です。硬貨をお年玉袋に入れる場合も、表にして入れましょう。

お年玉袋の書き方

お年玉袋の表面の左上に渡す相手の名前、裏面の左下に自分の名前を書きます。デザインによって名前を書く欄があれば、その枠内に書きましょう。

忌み数や喪中に注意する

最近は気にする人は少ないですが「死」につながる「4」や、「苦」につながる「9」のつく数字は避けたほうがよいでしょう。
相手方が喪中の場合、本来はお年賀やお年玉を控えるのがマナーです。喪中でも子どもにお年玉をあげたい人は「おこづかい」と書いて渡してあげてもよいでしょう。

もらったお年玉の使い道は?

もらったお年玉の使い道は?

子どもが小さいうちは、もらったお年玉を親が管理することになります。しかし、小学校の中学年や高学年になったら、お年玉の一部または全額の管理を子どもに任せることもあります。お年玉をきっかけに、親子でお金について話し合いましょう。ここでは、子どもが自分でお年玉を使う場合の使い道について解説します。

好きなものを買う

子どもにとってお年玉で好きなものを買うのは、最大の楽しみといえます。金融広報中央委員会の2010年(平成22年)度「子どものくらしとお金に関する調査」によると、お年玉の取扱いで「特別なものを購入する」「おこづかいの不足する部分にあてる」と答えた割合は中学生・高校生になるほど多くなります。お年玉の範囲で子どもが好きなものを買い、お金のやりくりを学ぶとよいでしょう。

出典:2010年(平成22年)度「子どものくらしとお金に関する調査」

預貯金

先述の「子どものくらしとお金に関する調査」で、お年玉の使い道で最も多いのは預金や貯金です。すぐに使う予定のないお金は、将来のために貯める習慣を身に付けるよい機会です。子ども名義の口座を開設し、子どもとともに管理していくとよいでしょう。

高校生は少額からの投資も

子どもが高校生になったら、お年玉を活用しての投資も選択肢となります。令和4年(2022年)4月から高校生の金融教育がスタートし、成年年齢も18歳に引き下げられました。これにより、18歳以上で証券口座の開設が可能になったのです。18歳未満でも親権者の許可があれば、未成年口座での投資は可能です。
高校の金融教育では、目的に応じた金融商品の活用の必要性を学びます。たとえば、投資信託であれば1万円程度から購入できるため、お年玉でも手が届きます。学んだ内容の実践の機会となり、お年玉の有効活用になるでしょう。

まとめ

お年玉をあげる金額は自分にとって無理なく、もらう側にも負担にならないバランスが大切です。この記事の相場を参考に、適切な金額を決めましょう。また、お年玉は子どもがお金について学ぶ機会となります。お金の大切さや有効活用など、親子で楽しみながら話し合うとよいでしょう。

著者プロフィール

著者 松田 聡子

群馬FP事務所代表、CFP®、証券外務員二種、DCアドバイザー

国内生保で法人コンサルティング営業を経て2007年に独立系FPとして開業。企業型確定拠出年金の講師、個人向け相談全般に従事。現在は法人向けには確定拠出年金の導入コンサル、個人向けにはiDeCoやNISAでの資産運用や確定拠出年金を有効活用したライフプランニング、リタイアメントプランニングを行っている。

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December 27, 2022 at 03:00PM
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