Thursday, December 29, 2022

いくらになるんだろう……。西日本の某県でお宝バイクが大量に発見=バーンファインドされる!! - WEBヤングマシン

“Barn find(バーンファインド)”。納屋などに放置され、埃まみれで何年も眠り続けていたクラシックカーやバイクが発見されることを指す単語だ。近年ではちょっとしたブームになっており、WEBでもその手のニュースが流れてくることが多いが…。近ごろ、西日本の某県でも埃にまみれたお宝バイクが大量に発掘されたという!

レンガ作りの倉庫に眠っていた、約40台の名車希少車!

今回、数々のお宝バイクが発見されたのは西日本の某県にある倉庫から。元はバイクショップだったそうだが、近年ではほぼ休業状態となっていた模様で、今回、倉庫の借り主の退去に伴って、整理のために業者が立ち入ったことで多数の車両が眠っていることが判明したという。

“バーンファインド”された、その総数はなんと約40台! 年代としては、今グングン値段があがっている‘80年代車が中心で、ほとんど光の届かない倉庫内に仕舞い込まれていただけに、埃こそかぶっているものの、錆や退色といった劣化はあまり発生しておらずコンディションは良好のようだ。

また、発見された大量の車両の他にも、広い倉庫内にはエンジンやホイールといったパーツ類や、部品類を収めたダンボール箱などが山積みになっていた模様。いったい中には何が収められていたのだろうか・・・?

どんな車種が発掘されたのかは以下の写真を見てもらうとして、気になるのはこれらの車両やパーツ類の行方だろう。多くの車両は業者によって引き取られていったそうなので、オークションなどに流れて販売される可能性が高いと思われる。となれば、思わぬところで出会えるかもしれない!?

人気の’80年代車〜ちょい古の原付まで大量出土だ

バーンファインド|カワサキGPZ750R

“初代ニンジャ”GPZ900Rの国内仕様・GPZ750R。カラーリングから見て1984年式のG1、または1985年式のG2だろうか。埃まみれではあるものの外装の程度は悪くなさそうだし、なによりマフラーもアンダーカウルも残るフルノーマル車!

バーンファインド|カワサキGPZ1000RX

こちらはGPZ900Rの後継機として、カワサキ世界最速路線を継承したGPZ1000RX。当時のカワサキ車の大定番だった、月木製の集合マフラー(手曲げのアレーテデクスターか?)が何とも懐かしい!

バーンファインド|カワサキGPz1100

120psを発揮する最強のカワサキ空冷2バルブとして名高いGPz1100。モノサスなど車体の能力も歴代では最強だ。こちらもノーマル状態を保っており、特徴的なフューエルインジェクションもそのままだ。

バーンファインド|カワサキAR125

これはレア! ‘80年代カワサキのライトスポーツ・AR系の最上位機種となるAR125。ロータリーディスクバルブとリードバルブを併用する「RRIS」採用の水冷2スト単気筒は22psを発揮。現車はアンダーカウルを装備する1985年型か? これも程度良さそうだな〜。

バーンファインド|スズキ・ハスラー400

写真がわかりにくくて恐縮だが、400ccの空冷2スト単気筒(!)を搭載するスズキ・ハスラー400。ワークスマシンをベースに公道仕様とした、’70年代の最強オフロードマシンだ。の、乗ってみてえ!

バーンファインド|ドゥカティ500デスモ

これも日本では超レア車! デスモドロミックを持つドゥカティの空冷パラレルツインだ。現車はセパハンやバックステップ、サイドカバーの形状などから、1977年に登場したスポーツバージョンの500スポーツデスモか(間違ってたらゴメンナサイ)。

バーンファインド|ホンダCB750F

こちらはご存知ホンダCB750F。赤いフレームは1981年式のボルドール2と思われるが、エンジンはシルバーなので他年式?外装は1981年のFBでホイールも他機種用の様子。あ、でもオイルクーラー付いてるから元はボルドール2のカウル付きかな?

バーンファインド|ヤマハTZR250

こちらも高い人気を維持する初期型TZR250(1KT)。ゴロワーズイメージのファラウェイブルー外装は、直射日光を浴びていなさそうで発色も良さげ。これも欲しい人いっぱいいるだろうな〜。

バーンファインド|ホンダ・ノビオ

1973年に発売されたモペットのホンダ・ノビオ。「自転車並みのやさしい操作で扱えるバイク」を謳い、ペダルを漕いでエンジンを始動する。ピストンバルブの2サイクル50ccエンジンを搭載し、トランスミッションはなし。

バーンファインド|ホンダCBX125F

4バルブを放射状に配置(=RFVCシステム)したDOHCの空冷単気筒を搭載し、1984年に登場したロードスポーツ・ホンダCBX125F。丸目のロケット型カウルは、今見るとホーク11のご先祖様と言えなくもない!?

バーンファインド|カワサキZX-4|スズキRL250

中央は先に紹介したAR125で、その左にはZXR400の前身・カワサキZX-4が。その右のオレンジ/シルバーのツートーンタンクは’70年代のスズキ製トライアル車・RL250だろうか?

バーンファインド|ホンダCR250R

おそらく1980年式のホンダCR250R。同車は250ccクラスでは世界初の水冷エンジン搭載を謳った市販モトクロッサーで、リヤのプロリンク式サスペンション搭載もトピックだった。

バーンファインド|ホンダ・イブパックス|ホンダ・ライブディオ|ホンダ・スタンドアップタクト

原付スクーターもたくさん。左からイブパックス、ライブディオ、そして世界初の電動センタースタンドを採用したタクト(の非電動スタンド車)。すべてホンダ。

バーンファインド|ホンダ・ダックス

ご存知ダックスホンダ(のフレームのみ)。エンブレムなどから類推するに、ダウンフェンダー&ダウンマフラー採用の1969年の初代ST50か?

バーンファインド|いろいろ

他にも複数台の初代ヤマハ・ジョグやカブ系、スズキ系と思しき空冷2ストのオフロード車(ハスラー125?)などなど…。背後のダンボールの山もスゲエ。

バーンファインド|いろいろ

ホンダのタクトフルマークにスズキRG50ガンマ。右側のツインショックの2ストオフロード車は何だろう…?

バーンファインド|部品

部品類も大量に発掘。これはホイールだが、他にもかなりの数のエンジンや外装類といったパーツ類が数多く眠っていた。

バーンファインド|部品

未使用と思われるスパークプラグや灯火バルブ類なども…。

バーンファインド|倉庫外観
バーンファインド|倉庫内観

これらの車両は、なにやら歴史のありそうなレンガ造りの建物内に眠っていた。建物の内部は写真のとおり。

バーンファインド|ポスター
バーンファインド|ポスター

こんなものも出土。1980年の鈴鹿8耐を制したヨシムラスズキGS1000R+G.クロスビーと、スズキのワークスモトクロッサー・RH80を駆る日本人唯一のモトクロス世界王者・渡辺明さんのポスター。両方ともサイン入りだー。

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