Thursday, March 3, 2022

ビタミン&ミネラルは植物からのプレゼント - JIJICO

体調不良の原因はビタミン&ミネラル不足にあるかも

きちんと食事もとっているし、運動もしているし、よく寝ている。
なのに、なぜか調子がでない。
そんな不調のかげには病気が隠れているケースもありますが、検査しても異常がみつからない場合、意外な原因となるのがビタミンやミネラル不足です。侮ることなかれ、ビタミンとミネラルの働き!です。実はこのビタミンとミネラルはハーブに多く含まれています。

きちんとバランスのとれた食生活さえしていれば、ビタミンもミネラルも不足することはないと考えられていたのは過去のこと。現在では、農地や農法、また流通や貯蔵方法など様々な問題で、農作物方法よってもさらに減少することも。

いくら「1日30品目」「バランスよく」食べたところで、体内の働きに必要なビタミン・ミネラルの確保はできないのです。ただ、私たちのカラダの機能調整に必要なビタミンとミネラルの量は本当に微量。

そもそも、ミネラルとビタミンってどんな働きをしているの?
知っているようで、案外知らない事が多いかも知れません。だからこそ「知る」ことこそ、日常的に意識することになり体調管理もしやすくなるはず!

カラダの機能を整える微量栄養素の役割とは


ビタミンやミネラルを微量栄養素といいます。微量と呼ばれるのは、本当にわずかな量を摂るだけでカラダに作用があらわれるためです。

たとえばタンパク質は、毎日、数十グラム必要ですが、微量栄養素はmg(1g=1000㎎)またはそれ以下の単位の摂取量。かなりの微量にもかかわらず、体内では重要な役割を果たしています。

ビタミンですが、代謝や生理機能の調節などに大きく関わり、尿中に溶けて排泄されやすい水溶性ビタミン、そして脂質に溶けやすい脂溶性ビタミンに分類されます。

次に、ミネラルは、体内に約60種類が存在しますが、カルシウムやリンのように骨や歯などの構成成分であったり、ナトリウムやカリウム、カルシウムが体液濃度に関係したり、また鉄や亜鉛、セレンなどのように体内で生理活性物質を構成する成分となるものなどがあります。

さらに、ビタミンやミネラルの多くは、体内で働く代謝酵素のサポーター「補酵素」としての重要な働きを担っています。

毎日しっかり摂ろう!ビタミン&ミネラル!


ビタミンの作用について説明するのは、かなりボリュームがある内容になります。それだけ多機能にかかわっているということ。ここでは、一般的に分かりやすい代表的なものだけをピックアップしてみます。

ビタミンの代表といえば、抗酸化作用で有名なビタミンC。細胞の生まれ変わりに必要なコラーゲンの合成や、シミの原因となるメラニン色素を抑える「アンチエイジング」に欠かせないだけでなく、体内のあらゆる代謝(酵素)をサポートします。

ビタミンCは、一番活躍する栄養素。なのに体内で合成できないため、日々食物から摂取しなければなりません。
それでも野菜や果物からだけでは、特に近年、十分量補うのは難しいといわれる様になりました。必要に応じて上手にサプリメントで摂り入れるなど、工夫することも必要になってきます。

そして、代謝に一番関わっているビタミンB群(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン)。
体内で担当する仕事はそれぞれ違いますが、エネルギーづくりには相互関係にあり、どれか一つでも不足すると支障がでて、体調にトラブルが発生します。また、B群は水分代謝にも関わっているので、不足するとカラダがむくみ易くなりますよ。そして、大事なことは、CもBも水溶性のビタミンだという点です。その字のごとく、水に溶けるビタミンなので、水洗い、浸けおく点では注意が必要です。また熱に弱いため料理にする場合は火をいれる時間は短めに。

また、水溶性ビタミンは腸で吸収され、肝臓につながる門脈血に入ります。 ビタミンB12以外は体内に長期間留まることが出来ず、トランスポーターと呼ばれるタンパク質と結合して貯蔵されます。 また、血液中のビタミンレベルが一定の割合を超えると、吸収されずに体外に排出されます。一度に沢山摂ってもそのほとんどが吸収されないことが分かっていますので、せっかくとったビタミン、無駄にしないように気を付けたいですね。

他に脂溶性ビタミンといわれるADEKがありますが、これらの働きも免疫力をあげたり、皮膚や粘膜の乾燥を防いだり、骨の代謝に欠かせないビタミンとして使われます。多く摂るとカラダによくないといわれていますが、こちらは食事で摂取する量程度なら問題ありません。

ミネラルとビタミンが多く含有されるハーブとは


先にお話ししましたが、微量栄養素とよばれるビタミン・ミネラルは、体内で重要な役割を果たしているにもかかわらず、普段の食事では必要量を満たすことは相当困難です。

植物は土壌から水と一緒にミネラルを吸い上げて、自分のカラダに栄養素として蓄えます。野菜・果物など普段の食事 にプラスして、 水分補給する形でハーブティーがお薦めです。
水分とともに、ビタミンとミネラルも一緒に摂れるなんて最高です!ハーブティーにはフラボノイドなどカラダに良いとされる成分も沢山含まれていますので、一石二鳥以上のいいことがありそうです。

どのハーブにもビタミンやミネラルを多く含有しています。中でも有名で摂りやすいハーブをいくつかご紹介します。

ルイボスは南アフリカの喜望峰近くでのみ育つハーブ。「神がくれたハーブ」として欠かせないハーブ。紫外線が強い赤道近くで育つため、フラボノイドを多く含み、活性酸素に対応できる成分もしっかり持っています。私たちのカラダでも活性酸素が生まれますが、しっかり対応してくれそうです。暑い国では、このように生野菜として摂れない代わりにルイボスからビタミンとミネラルを摂取するんですね。

次に世界三大ティーのひとつである「マテ」(他はコーヒー、チャです)です。原産国はブラジル、アルゼンチン、パラグアイ。こちらもやはり熱帯地域でミネラルの補給に無くてはならないハーブです。乾季の時には根を地中深くまで伸ばして水分を吸い上げるため、豊富なミネラル分を持っているとされています。マテ茶は他の三大ティーと同様にハーブでは珍しくカフェインを持っています。脂肪を分解するために必要な胆汁を促進したり、集中力を高めてくれます。個人的にはマテといえば、サッカー選手(のちに監督となった)マラドーナ氏を思い出します。。。

ネトルはヨーロッパのハーブ。セイヨウイラクサと呼ばれ、ドイツでは現在でも年頭から「春季療法」、いわゆるアレルギー症状の対応策として体内の老廃物を外に出す目的でネトルが使われます。また、ハーブティーとしてだけでなく、スープや炒めものとして料理されています。味はミネラルの塩味の特徴である「海藻風味」。鉄分やカリウムなど多くのミネラルが含まれていますが、解毒に関わる利尿や代謝の働きを促進するわけですね。

ローズヒップはビタミンCの爆弾と呼ばれるハーブ。私たちのカラダでは一番多く使われるのがビタミンCです。
水溶性のビタミンですが、ローズヒップにはカロテノイドやフラボノイド、鉄分などビタミンCの吸収効率を高める成分を持っているため、無駄なく体内に吸収されることも分かっています。毎日摂りたいローズヒップです。

ミネラルやビタミンは私たち生物だけではなく、植物自身にとっても大事な成分です。植物が生き生き、みずみずしく成長するには欠かせないものです。そんな植物から私たちは代謝に必要なミネラルを頂いていることになります。SDGsが謳われる現在、自然の中の循環を考えて大事に感謝していただきたいですね。

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March 03, 2022 at 03:26PM
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