12日午後0時45分ごろ、沖縄県伊江村の伊江島空港敷地内で、航空救急業務を運営するNPO法人メッシュ・サポート(那覇市、塚本裕樹理事長)所有の6人乗り小型飛行機が墜落、炎上した。県警は搭乗者2人の死亡を確認した。メッシュによると当時2人の非常勤パイロットが飛行訓練中で、元航空自衛隊パイロット(61)=那覇市=が操縦し、指導教官(74)=糸満市=が搭乗していた。メッシュなどによると何らかの原因で着陸に失敗した可能性があるという。国の航空局は航空事故に認定し、運輸安全委員会は調査官3人の派遣を決めた。
県空港課によると墜落直前の午後0時43分、事故機のパイロットから「通常通り着陸する」とメッシュに連絡が入った。その2、3分後、空港南側から飛来した小型機は滑走路手前のフェンスに衝突し、空港敷地内に墜落。機体は全焼、大破した。13日から県警と運輸安全委が合同で調査する。
メッシュによると、事故機は米ビーチクラフト社製A36型の単発プロペラ機。27年ほど前に製造され中古で購入した。機体の規格上、フライトレコーダーは義務付けられておらず、搭載されていなかったという。
メッシュのパイロットら4人で12日午前8時25分ごろ、那覇空港を離陸。伊江島到着後は訓練生と指導教官2人のみ搭乗し、午後0時35分ごろから「タッチ・アンド・ゴー」の離着陸訓練に入ったという。
訓練生は元航空自衛隊のベテランパイロットで、今月9日に続き2回目の飛行だった。4月から正式に任務開始を予定していた。指導教官は民間航空会社などで1万時間以上の飛行経験があり、3年前からメッシュで教官を務めていた。
メッシュは2009年から民間医療用ヘリとして県内離島、へき地を中心に救急搬送や医師の派遣業務を実施。15年からは小型飛行機による搬送も行い、奄美大島から与那国島までカバーした。
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