Thursday, December 2, 2021

果物体も喜ぶ生ビタミン「割高」「面倒」…敬遠しがち？成長手助け食習慣に取り入れて - 中日新聞

Written by Jalani Miki on 10:18 PM in ビタミン with No comments

　子どもたちの果物離れが続いている。割高感に加え、皮をむいたり切ったりと一手間必要なことなどが理由だ。ただ、生のままで食べられる果物は、体の成長に大事なビタミンを、加熱で壊すことなく摂取できるメリットがある。（長田真由美）

ずらりと並ぶ旬のミカン。生産者の写真をつけるなど売り方も工夫する＝岐阜市の「カネ井青果　アクティブＧ店」で

　
　ＪＲ岐阜駅内の「カネ井青果　アクティブＧ店」。長野や青森、和歌山などの産地から届いたリンゴやミカン、イチゴといった旬の果物が並ぶ。小学五年と中学一年の娘がいる岐阜市の女性（４０）は「子どもが好きなので、毎日欠かさない」と話す。運営するのは、創業五十年の青果仲卸、カネ井青果。社長の藤井雅人さん（５３）は「お客さんが『おいしい』と思う果物を用意すれば、また買ってもらえる」と良い品を並べることに力を入れる。

摂取量　続く減少

　厚生労働省と農林水産省の食事バランスガイドによると、一日当たりの摂取目安量は約二百㌘。「リンゴなら一つ、バナナなら一本強」と名古屋文理大短期大学部准教授の上田洋子さん（５３）は言う。ミカン、キウイなら二つ程度だ。「一度でなく、ちょこちょこ分けて取っても大丈夫」と勧める。

　実際の摂取量はどうか。厚労省の「国民健康・栄養調査報告」によると、二〇一九年は一...

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