京都市は、市内に住む30代の男性がはしかを発症したと発表しました。男性は7日に発熱し、12日に陽性が判明しました。現在は快方に向かっているということです。京都市内ではしかに感染した患者が確認されたのは5年ぶりです。
京都市と大阪府によりますと、男性は7日に発熱し、2つの医療機関を受診したものの熱が下がらなかったことなどから、12日に別の医療機関を受診し、はしかの感染が判明しました。
男性は、周囲に感染させる恐れがあるとされる期間内の6日正午ごろから午後1時ごろにかけて、近鉄東寺駅から丹波橋駅を経由して京阪京橋駅まで電車を利用し、同じ日の午後9時20分ごろから午後10時10分ごろにかけて、同じルートで京阪京橋駅から近鉄東寺駅まで電車を利用していました。
大阪府によりますと、男性は2月24日にアラブ首長国連邦から関西空港に到着した飛行機に乗っていた感染者と関西空港で接触した可能性があるということです。この飛行機に乗っていた9人の感染がすでに確認されていて、この便に関連したはしかの感染者はこれで10人目となります。
大阪府や京都市は、男性が電車を利用していた6日に、公共交通機関を利用し、3月27日までに発熱や発疹など、はしかを疑う症状が現れた場合は事前に医療機関に連絡したうえで、速やかに受診するよう呼びかけています。
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