Thursday, March 2, 2023

年収180万円の人が将来もらえる年金はいくら? - All About

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。今回は年収180万円の人は、将来、年金をいくらもらえるのかについてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:年収180万円の人が将来もらえる年金はいくら?

「年収が180万円のパートとして働いていたら、将来もらえる年金はいくら?」(20代)
年収180万円の人の将来もらえる年金額はいくら?

年収180万円の人の将来もらえる年金額はいくら?

A:65歳から、年額約117万2400円(月額9万7700円)の年金を受け取れます

厚生年金の加入期間がある人は、原則65歳になると老齢基礎年金に上乗せして老齢厚生年金を受け取れます。相談者のような年収180万円のパートの人は、厚生年金の加入者になります。

相談者は20代の厚生年金加入者ですので、今回は、例として2023年(令和5年)現在23歳、2000年(平成12年1月)生まれの方とし、22歳から60歳になるまで(38年間)、年収180万円(平均標準報酬額15万円)で、38年(456カ月)間、厚生年金に加入した場合で計算してみたいと思います。

また、相談者は厚生年金に加入するまでの期間(20歳から22歳まで)は、国民年金に加入しており、未納期間・免除期間がないこととします。この場合、老齢基礎年金は満額の77万7800円(令和4年度)が受け取れます。

老齢厚生年金の受給額を計算するには、2003年(平成15年)3月までと、2003年4月以降では、計算式が違います。相談者は、2022年(令和4年)から厚生年金加入となりますので、平成15年4月以降の計算式を用います。

老齢厚生年金(報酬比例部分)の計算式は以下となります。

平均標準報酬額×5.769/1000×2003年(平成15年)4月以降の厚生年金加入期間(※)
※従前額保障での計算方法。スライド率等については省略。乗率は、昭和21年4月2日以降生まれに適用されるものを使います。平均標準報酬額とは各月の標準報酬月額と標準賞与額の総額のことです。

相談者の年金額を計算してみます。
【1】老齢厚生年金の報酬比例部分:15万円×5.769/1000×456カ月≒年間39万4600円
【2】老齢基礎年金:年間77万7800円
【3】【1】老齢厚生年金39万4600円+【2】老齢基礎年金77万7800円=年間117万2400円

したがって、38年間、ずっと年収180万円の人は、65歳からおよそ年額117万2400円(月額9万7700円)の年金を受け取れます。

また、2023年(令和5年)現在、厚生年金の加入期間が20年以上あると、要件を満たす配偶者がいる場合に配偶者加給年金額が上乗せしてもらえることになります。

※年金プチ相談コーナーに取り上げてほしい質問がある人はこちらから応募するか、コメント欄への書き込みをお願いします。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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