国内最大手の電動マイクロモビリティのシェアリングサービスである「LUUP」。大都市圏を中心に展開されており、電動キックボードや電動アシスト自転車を気軽に利用できる。
このLUUPは、どのような料金体系になっているのか、サブスクリプションでの利用は可能なのか、利用できるとすれば月額はいくらなのか。詳しく解説していく。
<記事の更新情報>
・2024年2月4日:新サブスクプランの内容を紹介
・2024年1月11日:記事初稿を公開
記事の目次
■サブスクが2024年3月スタート
LUUPは、2024年3月1日昼の12時から新サブスクプランの提供を開始する。月額料金は税込み980円で、ライド料金が30分ごとに税込み200円となる仕組みになっている。サブスクプランに加入していても、通常料金の方が安くなるライドについては通常料金が適用される。
地域によっては10分未満のライドの場合、サブスクより通常料金の方が安くなる。そういった際に、自動で通常料金が適用されるという便利な仕組みだ。LUUPを長時間利用する人のほか、1分単位の課金ではなく30分単位の課金が使いやすい人にもおすすめのプランとなっている。
サービス対象地域は、東京・大阪・京都・横浜・神戸・名古屋・広島だ。これらの地域の全てのライドが対象になる。申し込みは、全てアプリで加入と支払い手続きを行い、1カ月ごとの自動更新となっている。
■通常料金の設定も2024年3月に変更
LUUPは現在、東京・大阪・京都・横浜・宇都宮・神戸・名古屋・広島で展開されている。
利用料金は電動キックボード、電動アシスト自転車とも同額で、2024年2月までは東京・京都・横浜・神戸・名古屋・広島では30分税込み200円となっている。大阪は、基本料金税込み50円に、1分経過ごとに税込15円が加算される。
この料金体系は、2024年3月1日昼の12時に開始したライドから変更される。東京・京都・横浜・神戸・名古屋・広島も大阪と同様に、ライド基本料金税込み50円に、時間料金1分ごとに税込み15円が加算される仕組みになる(ただし宇都宮など、通常の料金体系と異なる都市・地域もある)。
■通常料金とサブスクプランを比較
新料金設定では、例えば10分利用する際は、基本料金50円プラス時間料金15円×10分で200円になる。9分の利用は、基本料金50円プラス時間料金15円×9分で185円だ。
新たに始まるサブスクプランでは、月額980円のほか、ライド料が30分200円となる。サブスクプランで10分未満の利用の場合、通常料金の方が安くなるため、通常料金が適用されるというわけだ。逆に11分以上30分以内で利用することが多い場合は、サブスクプランがおすすめだ。
なお通常料金、サブスクプランともに支払いはあらかじめクレジットカードを登録しておき、ライド完了時に決済される。
■LUUPのサブスクで想定される使い方
サブスクプランでは、自宅から最寄り駅周辺まで、駅周辺から目的地の学校や職場まで移動する際に利用するといったことが考えられる。例えば平日は毎日通学や通勤をする場合、サブスクプランの方がお得に利用できそうだ。
都心を細かく移動して客先を訪問するような営業マンにとっても、サブスクプランは重宝しそうだ。その場合、企業単位で契約するといったこともあるかもしれない。
また、電動アシスト自転車を個人で所有する場合は駐輪場を用意する必要があるが、シェアリングサービスではポートが設置されているため、駐輪場代が発生しない。モビリティのメンテナンスをする必要もないため、「所有から利用へ」といった傾向はますます進みそうだ。
ちなみに、電動キックボードは5万〜15万円のものが主流となっている。電動アシスト自転車の市場価格は、10万円前後だ。自己保有せずにLUUPでのサブスクまたはスポットで気軽に利用する方がいいと思う人も多そうだ。購入前にどのようなものか体験するために使う人もいるかもしれない。
■LUUPの利用方法をおさらい
LUUPの利用方法をおさらいしよう。
まずはユーザーについてだが、電動アシスト自転車は年齢制限がない。ただし13歳未満の場合はヘルメットの着用が必須となっている。電動キックボードは、16歳以上であることが確認できる「年齢確認書類」の提出が必要で、改正道路交通法にもとづく交通ルールテストに合格することが前提となる。
利用についての全ての手続きはアプリを通して行う。アプリのダウンロード後に、電話番号や氏名、生年月日、メールアドレスといった情報を入力し、アカウント登録を行う。またクレジットカード情報や免許証など年齢確認書類の登録のほか、交通ルールテストに合格する必要がある。ただし電動アシスト自転車のみの利用の際は、クレジットカードの登録のみで完了となる。
登録後、現在自分がいる場所付近の地図が出てきて、ポートがあるかどうかを確認できるようになる。地図上でポートを探す際は、「機体あり」と「返却可」のそれぞれで探すことができる。借りたいポートをタップすると、そのポートに電動キックボードと電動アシスト自転車がそれぞれ何台あるかを見ることができる。また、返却する場合は残り何枠かを確認できる。
なおポートとは、モビリティの貸出と返却を行う場所のことだ。
■LUUPに実際に乗ってみよう〜貸出から返却まで〜
実際に利用する際は、ポートを選択後に利用したいモビリティを選び「ライドする」をタップ、同じく地図上で返却するポートも選び、「ここで返却」をタップする。その後、「ライドを予約する」をタップし、事前の手続きは完了だ。
予約をしてからの10分間は、そのモビリティを確保できる。この予約自体には料金は発生しないが、10分を過ぎたら予約が自動的にキャンセルされる仕組みになっている。また、その場ですぐにライドするという選択もできる。
選択したポートに着いたら、アプリ内カメラで車両のQRコードをスキャンする。その後、機体を返却するポートを事前に設定することで返却枠を確保することができる。注意事項を確認し、「ライド開始」をタップすると、ロック解除されるという流れになっている。これで、電動キックボードまたは電動アシスト自転車を利用することができるようになる。
返却の際は、返却するポートに着いたら機体を枠内に駐車し、「ライド終了」をタップする。その後、ポート枠内の機体を写真撮影し送信すると、支払い処理が行われるという流れになっている。
■LUUPのポートの設置場所について
LUUPは、2023年12月時点で全国5,600カ所以上にポートを設置している。ポートの設置場所は、小売店や飲食店、集合住宅、ホテル、オフィスビル、一般住宅など多岐に渡る。
企業での導入実績も多数で、LUUPの公式サイトでは導入企業が紹介されている。ローソンやファミリーマート、ルミネ、マルエツ、東武グループ、ジェイアール東日本都市開発、JR西日本、三井不動産、野村不動産、三菱地所、サンケイビル、アパグループ、ニューオータニホテルズ、東横インなど、さまざまな業界で導入が進んでいる。
LUUPは、貸出と返却を違うポートで行えるということが特徴の1つだ。例えば、電車を降りてから目的地までの移動や、駅から遠い2地点同士の移動などの際に便利だ。タクシーや自家用車で移動するほどではない近距離移動や、道路渋滞時などにも威力を発揮しそうだ。
■【まとめ】LUUPに引き続き注目
運営元のLuupによると、東京都渋谷区や目黒区などではコンビニエンスストアの店舗数よりもLUUPのポート数の方が多く、他社と比較しても最も「ポート密度」の高いサービスとなっているという。
しかし、同社の「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」というミッション達成に向けた進捗としては、まだ全体の数パーセントにも満たないと考えており、さらなる事業拡大を進めていくとしている。
現在は居住エリアに展開していなくても、今後近くにLUUPのポートができるかもしれない。サブスクが開始され、ますます利用者が増えると予想されるLUUPに引き続き注目だ。
(初稿公開日:2024年1月11日/最終更新日:2024年2月4日)
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) December 15, 2023
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February 04, 2024 at 09:26AM
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