Saturday, February 3, 2024

いくら探しても自分のバッグが見つからない… ゴルフ場でのネームプレート読み間違いはどうして起きる? - e!Golf(イーゴルフ)

 筆者はゴルフ場に行くと3回に1回くらいの割合でキャディーバッグが自分の名字の読み方とは別のところに置いてあります

 保井と書いて「やすい」と読むので、最初は「や行」を探すのですが、置いていないことがときどきあります。

「や行」に置いていない場合は「は行」を探します。「ほい」と誤読されることが多いからです。「は行」にも置いていない場合は「た行」を探します。「たもい」と誤読されることがたまにあるからです。

 こうしてキャディーバッグを見つけ、クラブを何本か抜いてグローブを取り出し、練習場へ行きます。ここまではよくあることなので何とも思いません。

 ただ、面倒くさいのはこのあとです。スタート前の練習を終え、スタート20分前にマスター室前に戻ってくると、同伴者のキャディーバッグは乗用カートに積まれているのに、筆者のキャディーバッグがまだ積まれていません。

 そしてキャディーバッグを積む係のおじさんが「やすいさんのキャディーバッグが『や行』のところにないんだけど」とあたふたしているのです。

 このおじさんが保井の読み方を「やすい」と認識しているのは、スタート表にルビ(読み仮名)が振ってあったり、カートナビゲーションシステムの氏名欄に読み方が入力されていたりするからです。

 その様子を見ながら筆者は「保井のキャディーバッグは『は行』(または『た行』)に置いてありましたよ」と伝えます。あるいは練習で使ったクラブをキャディーバッグに戻すついでに「これが保井のキャディーバッグです」と教えます。

 そうするとおじさんは急いでキャディーバッグを取りに行き、「なんで『や行』に置いていないのよ」と別のスタッフにブツブツと文句をいったりします

 そのやりとりを横目で見ながら「そんなのこっちが聞きたいよ。予約時に名字の読み方を伝えてあるのに、なんで情報共有できていないのよ」といいたくなります。

名字の読み間違えで利用者に不便をかけているなら改善すべき

 このことをゴルフ場関係者に指摘すると、「それってゴルフ場あるあるですね。フロントとマスター室は予約者の情報を共有できているんだけど、ポーターが情報を共有できていないんですよ」と大した問題ではないかのように受け流します。

 でも、名字の読み間違えで利用者に不便をかけているなら改善すべきです。スタッフにも余計な労力とストレスがかかっています。

 そもそもキャディーバッグについているネームプレートだけで名字の読み方を判断するのは無理があります。日本には同じ漢字で別の読み方をする名字がたくさんあります。

 今野と書いて「こんの」と「いまの」、菅野と書いて「かんの」と「すがの」、東と書いて「ひがし」と「あずま」、小島と書いて「こじま」と「おじま」、千田と書いて「せんだ」と「ちだ」、長田と書いて「ながた」と「おさだ」、高坂と書いて「こうさか」と「たかさか」。パッと思いつくだけでも、こんなにあります。

 これ以外にもひと目見ただけでは何て読むのか分からない名字もあります。四月一日と書いて「わたぬき」、八月一日と書いて「ほずみ」、小鳥遊と書いて「たかなし」、薬袋と書いて「みない」などは予備知識がないと読めないでしょう。

 ゴルフ場の利用料金は以前と比べるとだいぶ安くなりましたが、それでも平日の客単価は1万円前後、土日になると1万5000円~2万円近くします。

 同じ客単価の飲食店やホテルで予約者の名字を読み間違えるなんてあり得ませんが、ゴルフ場では今でもその程度のレベルの接客がまかり通っています。人手不足で頭数をそろえるのが精いっぱいなのかもしれませんが、読み間違えない仕組みを作れば解決できる問題だと思います。

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