Monday, February 19, 2024

堺沖で死んだクジラ、埋めて骨格標本に 大阪府が決定 - 産経ニュース

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堺市の大阪湾内で漂流するクジラ=18日

堺市沖の大阪湾内で漂流していたマッコウクジラが死んでいることが確認されたことを受け、大阪府は19日、対策会議を開き、死骸を堺市内の府有地に埋設する方針を決めた。1~2年後に掘り起こし、骨格は標本として大阪市立自然史博物館に提供する。

府によると、死んだのは雄とみられ、全長は約13~14メートル、重さ約25~30トン。1月12日に神戸市の沿岸などで相次いで目撃された後、大阪方面へ移動し、同23日からは堺市の沿岸部で潮を吹き泳ぐ姿が確認されていた。今月18日午後に動きが見られなくなったことから、府は19日午前に専門家を派遣し、死んだことを確認した。

府は死骸の処理方法について焼却や海への沈下も検討したが、処理施設や費用の問題から、堺市内の産業廃棄物最終処分場に埋設することを決めた。

大阪湾には過去にも複数回、クジラが迷い込んでいる。昨年1月には淀川河口で約15メートル、重さ38トンの雄のマッコウクジラが見つかり、「淀ちゃん」の愛称で話題となったが、数日後に死んだ。作業船で和歌山県の紀伊半島沖に運び、約30トンの重りを付けて海に沈めた。

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