【ハノイ=杉本康士】岸田文雄外相は1日、ベトナムのファム・ミン・チン首相と行った会談で、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「世界は国際秩序の根幹をめぐる歴史の岐路に立っている。このような状況だからこそ、チン首相とともに両国の連携をこれまで以上に強化していきたい」と語った。
チン氏は北海道・知床半島沖で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU Ⅰ(カズ・ワン)」が沈没した事故について「わが国政府と国民を代表し、被害について心よりお見舞い申し上げる」と述べた。首相は「お見舞いの言葉をいただいた。お礼を申し上げる」と応じた。
また、首相は「日越友好議員連盟の役員を長年務めてきた私にとって、ベトナムは特別な場所だ。活気ある町並みを車窓に見て、ふるさとに帰ってきたような優しさを覚えた」と述べた。その上で「ベトナムは自由で開かれたインド太平洋を実現する上で要となる重要なパートナーだ」と強調した。
会談冒頭では、チン氏からウクライナ侵攻に関連した発言はなかった。ベトナムはロシアと安全保障面などで伝統的な友好関係にあり、国連総会のロシア非難決議で棄権し、国連人権理事会からロシアを追放する決議案では反対に回っている。
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