
血液をサラサラにする薬を飲んでいる人は「納豆を食べてはいけない」と言われることがあります。これは何故でしょうか。
Q.血液をサラサラにする薬を飲んでいる人は、納豆を食べてはいけない?
A.「ワルファリン」という薬を飲んでいる人は、納豆を避ける必要があります。 血液をサラサラにする薬のうち「ワルファリン」という薬を飲んでいる人が納豆を食べると、薬の効き目が弱くなって、血の塊(血栓)ができやすくなる恐れがあります。ほんの少量であっても、納豆を食べるのは控えることをお勧めします。
納豆に含まれる「ビタミンK」が、「ワルファリン」の働きを邪魔する
血液が固まらないと、ケガをした際に出血し続けて失血死してしまいます。かといって、血液が簡単に固まると、血管の中で血の塊(血栓)ができて心筋梗塞や脳梗塞を起こしてしまうことになります。そのため、血液というのは普段はスムーズに流れるように、出血した際にはすぐに固まるように・・・という風にコントロールされています。このコントロールに、「ビタミンK」は重要な役割を果たしています。 「ワルファリン」は、不整脈などで通常よりも血液が固まりやすくなってしまった人が飲む薬ですが、この「ビタミンK」の作用をブロックすることによって、血液を固まりにくくさせる作用があります1)。そのため、「ワルファリン」を飲んでいる人が「ビタミンK」を豊富に含む食べ物を摂ると、薬では「ビタミンK」の作用をブロックし切れなくなって、血液が固まりやすくなってしまうことになります。つまり、「ビタミンK」が「ワルファリン」の働きを邪魔してしまうことになる、ということです。
「納豆」が特に話題になる2つの理由
上記のような理由から、「ワルファリン」を飲んでいる人は納豆に限らず「ビタミンK」を豊富に含む食品全般に注意する必要があります。しかしその中でも納豆が特に話題になるのには、いくつか理由があります。 まず納豆は、たとえ10gという少ない量であっても、体内の「ビタミンK」の量を大きく増やす2)ことが知られています。通常、納豆は1パック40~50g程度、納豆巻きには20gが含まれることを考えると、たとえ一口程度であっても薬の効果に影響する可能性が考えられます。 また、納豆は食品中に「ビタミンK」を豊富に含んでいるだけでなく、納豆菌が体内で「ビタミンK」をしばらく作り続けます。実際、納豆を食べてから3日後でも「ビタミンK」を作り続けている3)、という研究結果があります。そのため、薬への影響も長期間に渡って続く恐れがあります。 つまり、納豆はたとえ少量であっても、「ワルファリン」の効果に長期間に渡って影響し続ける可能性がある、ということです。
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July 25, 2021 at 05:00AM
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