東京・歌舞伎座「二月大歌舞伎」が2日、初日を迎えた。
第3部で、中村勘九郎(39)と長男中村勘太郎(9)が「連獅子」を演じた。勘太郎は、1カ月間の本公演としては史上最年少9歳で「連獅子」の仔獅子をつとめた。クライマックスで、親獅子の勘九郎と勇壮な毛振りを見せると、観客は大きな拍手を贈り、緞帳(どんちょう)が下りてもしばらく拍手が鳴りやまなかった。
第3部は17世中村勘三郎の三十三回忌追善狂言(=演目)としてほかに「奥州安達原 袖萩祭文」が上演され、中村七之助、中村長三郎らが出演した。
第1部は中村魁春らによる「本朝廿四孝」、尾上松緑、坂東巳之助らによる「泥棒と若殿」、第2部は片岡仁左衛門、坂東玉三郎が出演し「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」「神田祭」。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、各部総入れ替えで、客席数は50%で販売。27日まで。
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