東京都の小池百合子知事が3選出馬を表明した都議会の第2回定例会は12日、知事選(20日告示、7月7日投開票)に向けて、各会派が小池都政の評価で舌戦を繰り広げた。小池氏は議会閉会後、各会派にあいさつ回りをし、改めて出馬の意向を報告。各陣営は告示8日前になってようやく選挙モードに突入した。
小池氏の発言前の討論では、この日離党届を提出した蓮舫参院議員を支援する立憲民主党の都議が、築地市場跡地の再開発計画などを挙げて、「築地の将来のイメージとして食のワンダーランドと掲げていたが、なぜ5万人のスタジアムを中心とした街づくりになるのか」と疑問を呈した上で、「噓やごまかしのない新しい都政を実現していくために挑戦していく」と批判。蓮舫氏の支援を表明している共産党の都議も「新しい知事を誕生させて暮らしやすいあたたかな東京をつくる」と訴えた。
これに対し、小池氏が特別顧問を務める「都民ファーストの会」の都議は「小池知事が誕生したこの8年間で、都政は大きく前に進んだ。この歩みを止めるわけにはいかない」とした上で、「国政の政局に引きずられ、都政の課題の本質を語ることなく、単なる批判に終始することを都民は望んでいない」と対決色を強めた。小池氏を支援する公明党も「小池都政の継続により政策を確実に前進させていかなければならない」と同調した。
一方、政党に準じた選挙運動ができる「確認団体」での支援を模索する自民は、控えめな討論に終始。議会閉会後にあいさつ回りで訪れた小池氏を出迎えた自民都議の幹部も「これからはぜひ一緒に、都政改革の実現に力を合わせていきたい」と述べるにとどめた。
都議会第2定例会は、知事提出の33議案などを可決し、閉会した。
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