YCC修正の影響はまだ銀行金利には及んでいない。
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- 日銀は7月28日、YCC修正について言及し大きな話題となった。この変化は、いずれ銀行金利にも影響が及ぶ。
- しかし、現時点ではメガバンク・大手地銀、そしてネットバンクにも大きな影響は表れていない。
- 2023年8月における各行の金利は、一部ネットバンクを除き4月のリサーチとまったく変化がなかった。
日本銀行は2023年7月28日、YCC(イールドカーブ・コントロール:長短金利操作)の運用を柔軟化すると発表した。その影響はいまだ未知数だが、日本のマイナス金利政策の方針転換につながるかもしれない注目のトピックだ。
こうした日銀による発表を受け、銀行の預金金利は今後どうなるのか? 本記事では2023年8月時点のメガバンク3行、三大地銀を含む大手地方銀行6行、そしてインターネット専業銀行の普通預金と定期預金の金利をまとめてみた。
メガバン&大手地銀は、依然横並び
メガバンクと大手地銀は、前回のリサーチ時点(2023年4月)からまったく変化がなく、「普通預金金利0.001%、定期預金金利0.002%」の横並び状態が現在も続いている。
ネットバンクには、やや動きあり
インターネット専業銀行(ネットバンク)からは、前回調査時と同じ9行をピックアップした。メガバンク・大手地銀に比べると、特に定期預金金利の数値でバリエーションが見受けられ、一部では独自サービスで特色を出そうとしている様子がうかがえる。
定期預金金利に2023年4月からの変動が見受けられた項目は、テーブル上の太字で示したわずか3カ所にとどまる。具体的には、PayPay銀行の定期預金金利が前回調査時の0.002%から0.020%へアップし、住信SBIネット銀行は1年もの定期預金金利、UI銀行は1年・2年・3年の定期預金金利がそれぞれ上昇している。
なお、メガバンクや大手地銀と同様に、インターネット専業銀行においても、普通預金金利には前回調査時からまったく変化が見られなかった。
金利で選ぶならネットバンクの定期
ここまでのデータで分かるように、普通預金では金利が0.001%を上回るのは楽天銀行、大和ネクスト銀行、UI銀行といった、ごくひと握りのネットバンクのみだ。
一方、ネットバンクの定期預金であれば多少は選択肢が増える。PayPay銀行やauじぶん銀行のように預入期間によって金利が変化したり、ソニー銀行の預入期間と預入金額のボリュームに応じて金利アップしたりといった仕組みがあるが、それでも最大で定期預金金利0.300%といったところだ。
「どうしても金利が高い銀行預金を使いたい」というのであれば、ネットバンクから自分の条件にあったサービスを探すことになるだろう。だが積極的に資産を増やすことを主眼に置いているのなら、言うまでもなく余剰資金をよりパフォーマンスの高い金融商品に割り当てるほうが現実的といえるだろう。
YCC修正の影響について
日銀がYCC修正を含む、当面の金融政策運営について発表してからまだ1週間あまり。実際に金融機関のサービスへ影響が及ぶのは、まだ先のこととなりそうだ。
だが、いずれは銀行預金金利にも何らかの動きをもたらすことになるだろう。 今後も日本国内の銀行預金金利について、定期的にレポートしていく。
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August 04, 2023 at 03:30PM
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2023年8月の銀行「預金金利」はいくらになった? YCC修正後 ... - Business Insider Japan
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