Friday, July 14, 2023

3歳児に熱湯かけ死なす、母親の元交際相手に懲役10年…大阪地裁は殺意認めず傷害致死判断 - 読売新聞オンライン

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 大阪府摂津市で2021年、新村 桜利斗おりと ちゃん(当時3歳)に熱湯をかけて殺害したとして、母親(24)の元交際相手で殺人罪などに問われた無職松原拓海被告(25)の裁判員裁判の判決が14日、大阪地裁であった。坂口裕俊裁判長は、松原被告に殺意があったことを認めず、熱湯をかけて死なせたのは傷害致死罪にあたると判断し、懲役10年(求刑・懲役18年)を言い渡した。

 起訴状では、松原被告は21年8月、摂津市のマンションの浴室で桜利斗ちゃんに熱湯を浴びせ続け、全身に重度のやけどを負わせて殺害したなどとしている。

 公判で弁護側は、松原被告は桜利斗ちゃんにお仕置きをするため、シャワーを出したままの浴室に閉じ込めただけで「殺意はなく、傷害致死罪の成立にとどまる」と主張。松原被告は、母親と共謀し21年6月、桜利斗ちゃんの頭部をクッションで殴って転倒させたとする暴行罪にも問われ、この起訴事実は認めていた。

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