太陽と地球、月が一直線に並び、地球の影に月が隠される現象「皆既月食」が26日、約3年ぶりに全国各地で見られる。この日の夜の満月は今年一番地球に接近する、いわゆるスーパームーン。天候が良ければ、普段よりやや大きめの月による天体ショーが楽しめそうだ。
国立天文台によると、月食が始まるのは26日午後6時44分ごろ。全国各地で観賞できるが、月の出が同6時52分の京都のように西日本などの地域では月の出がこの時間より遅いため、欠けた状態で月が昇る「月出帯食(げっしゅつたいしょく)」となる。月は少しずつ欠けていき、地球の影にすべてが入る皆既食同8時9分ごろから28分ごろまで。その後は欠けた部分が徐々に小さくなって円形に近づき、9時52分ごろには部分食も終わる。
皆既月食では、太陽光が地球に遮られて月全体が地球の影に入り、月は「赤銅(しゃくどう)色」と呼ばれる赤黒い色にみえる。これは、太陽からの光の一部が、地球の大気によって屈折し、かすかな赤い光で月面を照らすためで、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ仕組みだという。
今回の皆既月食の最大の特徴は、この日の満月が、1年で地球に最も近づくスーパームーンであること。月は地球の周りを楕円軌道で回っており、最も地球に近い満月は最も遠い満月に比べ、直径が約14%大きく、約30%明るい。
全国的に皆既月食が見られるのは平成30年1月以来3年ぶり。スーパームーンの皆既月食でみると、平成27年9月以来だが、日本で見られたケースに限ると、9年9月以来24年ぶり。次は令和15(2033)年10月になるという。
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