石川県珠洲市の中心部にある保育園では、地震の影響で今も水道が使えない状況のなか、新年度を迎え、新しく通い始めた子どもたちの姿も見られました。
珠洲市では、市内に3つある保育園のうち、市の中心部にある「つばき保育園」だけが、時間帯などを限定した「一時預かり」という形で子どもの受け入れを続けています。
もともとほかの2つの園に通っていた園児たちを含む100人以上が日中を過ごしていて、午前8時前から、保護者に連れられて子どもたちが次々とやってきました。
新年度を迎え、1日から新たに0歳と1歳の5人が園に通い始めたということです。進級した子どもたちもクラスに分かれて自己紹介をしたり、一緒に遊んだりしていました。
珠洲市では、市内ほとんどの地域で続く断水が少しずつ解消に向かっていますが、この園では、下水道管の漏水などのため、水道が使えない状態が続いています。
子どもごとに年間の保育計画などを立てる通常どおりの受け入れはまだできず、給食は支援物資のレトルト食品や、保護者に持参してもらうお弁当で代用しています。また、トイレは便器に袋やおむつを敷いて対応しているということです。
5歳の娘を預けに来た40代の母親は「園が受け入れを続けてくれてすごく助かっています。給食も再開してくれれば、もっとうれしいです」と話していました。
つばき保育園の加護清美園長は「笑顔いっぱいで登園してくれてうれしいです。保護者の方が、安心して預けられるよう、仕事を進めていきたい」と話していました。
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