電動マイクロモビリティのシェアリングサービスで国内最大のシェアを誇るのが、株式会社Luup(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:岡井大輝)運営する「LUUP」だ。
大都市圏を中心に展開されており、電動キックボードや電動アシスト自転車を気軽に利用できる。LUUPがどんな料金体系になっているのか、サブスクリプションでの利用は可能なのか、利用できるとすれば月額はいくらなのか、詳しく見ていこう。
記事の目次
■LUUPのサブスクプラン
結論から言うと、2024年1月時点でLUUPのサブスクサービスは正式ローンチされていない。ただし2023年12月まで、サブスク先行体験プランとして試験的に提供されていた。参考までに、どんな料金体系になっていたか紹介する。
サブスク先行体験プランの内容(2023年12月に終了)
サブスク先行体験プランでは、2つのプランが用意されていた。
プラン | 料金 |
ライトプラン | 月額500円 |
プレミアムプラン | 月額3,000円 |
月額500円のライトプランでは、各ライドが100円割引になる。LUUPを初めて使う人やLUUPのサブスクを気軽に試してみたい人向けに用意されており、比較的利用頻度の少ないユーザーにおすすめのプランとなっている。
月額3,000円のプレミアムプランでは、各ライド最初の30分間が無料になる。通勤や通学などで日常的に利用するなど、利用頻度が特に高いユーザー向けのプランだ。
この先行体験プランは、1カ⽉分買い切りのプランのみの提供であった。LUUPによると、想定以上の人が先行体験プランを利用しており、正式なプランの内容や提供開始時期などを継続的に検討している段階だという。先行体験プランが好評であったことから、今後サブスクが正式稼働する際も、このプランの内容がある程度は踏襲されるかもしれない。
なおサブスクリプション(サブスク)についての説明も添えておく。サブスクとは、一定の料金を支払うことにより契約期間中に制限なくサービスが受けられるシステムのことで、「定額制」と言い換えることもできる。動画や音楽の配信サービスが代表的だが、タクシーが定額で乗り放題となるサブスクプランなども登場している。
▼サブスク先行体験プランについて|LUUPヘルプセンター
https://support.luup.sc/hc/ja/articles/18420149406231-サブスク先行体験プランについて
■現行の料金設定は?
LUUPは現在、東京・大阪・京都・横浜・宇都宮・神戸・名古屋・広島で展開されている。
利用料金は電動キックボード、電動アシスト自転車とも同額で、大阪以外は30分税込200円となっている。例えば、10分利用の場合は200円、30分を1秒でも超えた場合は400円となる。
大阪の場合は、基本料金税込50円に、1分経過ごとに税込15円が加算されるという料金設定だ。10分利用の際は、基本料金50円プラス時間料金15円×10で、200円になる。
支払いは登録したクレジットカードで、ライド完了時に行う。
■LUUPの利用方法について
では、LUUPはどのように利用を開始するのだろうか。まずは利用者についてだが、電動アシスト自転車は年齢制限がない。ただし13歳未満の場合はヘルメットの着用が必須となっている。電動キックボードは、16歳以上であることが確認できる「年齢確認書類」の提出が必要で、改正道路交通法にもとづく交通ルールテストに合格することが前提となる。
利用についての全ての手続きはアプリを通して行う。アプリのダウンロード後に、電話番号や氏名、生年月日、メールアドレスといった情報を入力し、アカウント登録を行う。またクレジットカード情報や免許証など年齢確認書類の登録のほか、交通ルールテストに合格する必要がある。ただし電動アシスト自転車のみの利用の際は、クレジットカードの登録のみで完了となる。
登録後、現在自分がいる場所付近の地図が出てきて、ポートがあるかどうかを確認できるようになる。地図上でポートを探す際は、「機体あり」と「返却可」のそれぞれで探すことができる。借りたいポートをタップすると、そのポートに電動キックボードと電動アシスト自転車がそれぞれ何台あるかを見ることができる。また、返却する場合は残り何枠かを確認できる。
なおポートとは、モビリティの貸出と返却を行う場所のことだ。
■実際に乗ってみよう〜貸出から返却まで〜
実際に利用する際は、ポートを選択後に利用したいモビリティを選び「ライドする」をタップ、同じく地図上で返却するポートも選び、「ここで返却」をタップする。その後、「ライドを予約する」をタップし、事前の手続きは完了だ。
予約をしてからの10分間は、そのモビリティを確保できる。この予約自体には料金は発生しないが、10分を過ぎたら予約が自動的にキャンセルされる仕組みになっている。また、その場ですぐにライドするという選択もできる。
選択したポートに着いたら、アプリ内カメラで車両のQRコードをスキャンする。その後、機体を返却するポートを事前に設定することで返却枠を確保することができる。注意事項を確認し、「ライド開始」をタップすると、ロック解除されるという流れになっている。これで、電動キックボードまたは電動アシスト自転車を利用することができるようになる。
返却の際は、返却するポートに着いたら機体を枠内に駐車し、「ライド終了」をタップする。その後、ポート枠内の機体を写真撮影し送信すると、支払い処理が行われるという流れになっている。
■ポートの設置場所について
LUUPは、2023年12月時点で全国5,600カ所以上にポートを設置している。ポートの設置場所は、小売店や飲食店、集合住宅、ホテル、オフィスビル、一般住宅など多岐に渡る。
企業での導入実績も多数で、LUUPの公式サイトでは導入企業が紹介されている。ローソンやファミリーマート、ルミネ、マルエツ、東武グループ、ジェイアール東日本都市開発、JR西日本、三井不動産、野村不動産、三菱地所、サンケイビル、アパグループ、ニューオータニホテルズ、東横インなど、さまざまな業界で導入が進んでいる。
LUUPは、貸出と返却を違うポートで行えるということが特徴の1つだ。例えば、電車を降りてから目的地までの移動や、駅から遠い2地点同士の移動などの際に便利だ。タクシーや自家用車で移動するほどではない近距離移動や、道路渋滞時などにも威力を発揮しそうだ。
■サブスクプラン利用で想定される使い方は?
今後サブスクプランが正式リリースされた場合、自宅から最寄り駅周辺まで、駅周辺から目的地の学校や職場まで利用するといったことが想定される。例えば平日は毎日通学や通勤をする場合、サブスクプランの方がお得に利用できそうだ。
都心を細かく移動して客先を訪問するような営業マンにとっても、サブスクプランは重宝しそうだ。その場合、企業単位で契約するといったこともあるかもしれない。
また、電動アシスト自転車を個人で所有する場合は駐輪場を用意する必要があるが、シェアリングサービスではポートが設置されているため、駐輪場代が発生しない。モビリティのメンテナンスをする必要もないため、「所有から利用へ」といった傾向はますます進みそうだ。
ちなみに、電動キックボードは5万〜15万円のものが主流となっている。電動アシスト自転車の市場価格は、10万円前後だ。自己保有せずにLUUPでのサブスクまたはスポットで気軽に利用する方がいいと思う人も多そうだ。購入前にどのようなものか体験するために使う人もいるかもしれない。
■ポート設置場所の拡大を計画中
運営元のLuupによると、東京都渋谷区や目黒区などではコンビニエンスストアの店舗数よりもLUUPのポート数の方が多く、他社と比較しても最も「ポート密度」の高いサービスとなっているという。
しかし、同社の「街じゅうを『駅前化』するインフラをつくる」というミッション達成に向けた進捗としては、まだ全体の数パーセントにも満たないと考えており、さらなる事業拡大を進めていくとしている。
現在は居住エリアに展開していなくても、今後近くにLUUPのポートができるかもしれない。2024年のLUUPの動きに引き続き注目したい。
"いくら" - Google ニュース
January 11, 2024 at 04:58AM
https://ift.tt/AiCDNtv
LUUP(ループ)はサブスク料金は月額いくら?プラン内容は? - 自動運転ラボ
"いくら" - Google ニュース
https://ift.tt/fqGiZNk
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
0 Comments:
Post a Comment