Friday, January 5, 2024

北九州市小倉北区の大規模火災、焼きうどん「だるま堂」の店主「跡形もないな…」と絶句 - 読売新聞オンライン

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 北九州市小倉北区の中心市街地で発生した大規模火災から一夜明けた4日、がれきと化した飲食店街に被災店舗の店主らは落胆を隠せなかった。隣接する商店街「魚町銀天街」の一部にも延焼しており、関係者は早期復旧を誓った。

 火災は同区魚町1にある飲食店街「鳥町食道街」の中央部付近で発生したとみられ、瞬く間に周囲の建物に広がった。いずれも速報値で35店舗が被災、約2900平方メートルが焼損し、現場では4日も消防隊員らの消火活動が続き、周辺には規制線が張られた。

 同食道街の一角で営業し、小倉名物「焼うどん」の発祥店として知られる「だるま堂」の店主、竹中康二さん(55)は服部知事や武内和久市長らの視察に同行して短時間、店の様子を確認。大量のがれきが散乱する同食道街の様子に「跡形もないな……」と絶句した。店の入り口などは焼け残っていたが、「食道街全体が想像以上の被害。このまま営業を続けるのは難しい」と頭を抱えた。

 付近の美容関連店に勤務する女性(27)は4日朝、規制線で店に近づけなかった。「成人の日が近く、多くの予約が入っていたので、お客さんにキャンセルの連絡をするのが大変。まさか、こんなことになるとは……」と話した。

 同食道街とつながる魚町銀天街でも店舗の内部が激しく焼けたり、アーケードの一部が焼け落ちたりし、約60メートルにわたって通行止めとなった。魚町商店街振興組合の梯輝元・理事長は「早急にアーケードを修理し、焼失箇所には仮囲いを設置して通行できるようにしたい。被災した店舗にも、できるところから支援していきたい」と語った。

 北九州市は4日、新年の仕事始め式を5日に延期し、武内市長をトップとする「魚町火災緊急対策本部」を設置。被災者の迅速な支援に向け、各局で情報共有や連携を図ることを確認した。市や北九州商工会議所は被災者の相談窓口をそれぞれ開設した。

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