「健康Q＆A」では、医師や研究者、アスリート、トレーナーなど、健康・医療のエキスパートの方々が月替わりで登場。あなたの疑問やお悩みに答えます。
2024年1月の回答者は、皮膚科治療や美容医療に詳しい、よしき銀座クリニック院長の吉木伸子先生。加齢とともに、男女問わず気になってくるシミ、シワ、薄毛などの質問にお答えいただきます。
よしき銀座クリニック院長 吉木伸子先生のQ＆A
（写真：PIXTA）
編集部：吉木先生は、長年、皮膚科、美容皮膚科の医療に携わってこられ、科学的な視点に基づくスキンケアを発信されています。そんな吉木先生に向けて読者からの質問を募集したところ、たくさんの質問が寄せられました。質問に対する回答を、2回に分けてお届けします。
吉木氏（以下敬称略）：今日はよろしくお願いします。
編集部：よろしくお願いします。では、さっそく最初の質問です。
シミの種類、見分け方は？
Q 1
頬にできたシミの種類の見分け方はありますか。老人性のシミなのか、肝斑なのか、よく分かりません。（53歳女性）
編集部：年齢とともにシミの悩みは多くなります。この読者の方は、頬にできたシミが老人性のシミなのか肝斑であるかを知りたいということです。
吉木：シミには、その原因や状態によりいくつかの種類がありますが、ミドルエイジ以降で多いものについてお話ししますね。
読者の年代であれば、気になるシミの多くは「老人性色素斑」です。
「老人性色素斑」とは、つまり紫外線によるダメージが長年蓄積し、あるときコップの水があふれ出すようにシミとなって現れるもの。男女問わず、40歳前後ぐらいから急にシミが増えたように感じる人が多いですが、シミのもととなるダメージはその場所に潜んでいるのです。
頬骨の高い部分からでき始めることが多く、数ミリから数センチの丸いシミが増えます。でき始めたときは薄茶色をしていますが、次第に濃くはっきりしてきます。
老人性色素斑
（イラスト：内山弘隆）
編集部：肝斑では、シミができる原因や特徴は異なるのですか？
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January 22, 2024 at 10:00PM
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