快適な同棲生活を送るためには、その基盤となるお金についてきちんと計画を立てておくことが大切です。
今回は、同棲をするためにかかる費用にはどのようなものがあるのか、具体的な相場とともに解説していきます。
また、コストを抑えるためのポイントについても併せて見ていきましょう。
同棲をするためにかかる費用
賃貸物件で同棲生活を始めるまでにはさまざまな費用がかかります。
ここではまず、スタート時に必要な費用の項目を見ていきましょう。
同棲をスタートさせるまでに必要なお金
賃貸物件で同棲をするのであれば、物件を借りる初期費用が必要となります。それに加えて、引越し代、家具・家電の購入費なども計算に入れておくことが大切です。
また、実際に生活を始めてからのことを考えると、当面の生活費も考慮しておくと安心です。
引越したばかりのタイミングは、どうしても金銭的な負担が大きいため、初期費用とともに少なくとも1ヶ月分程度の生活費は準備しておきましょう。
費用準備の方法
恋人同士の場合、単純に費用を折半する方法のほかに「収入に応じて負担する」「二人であらかじめ貯金をしておく」といった手段も考えられます。
また、すでに婚約をしているのであれば、結婚資金として共同の口座をつくっておくのもひとつの方法です。
円満な関係であり続けるためにも、スタートの段階でつまずかないように、費用の分担方法は明確にしておくことが大切です。
物件を借りるときにかかる費用
初期費用のなかで、もっとも大きな割合を占めるのは、物件を借りるために必要な費用です。
ここでは、賃貸物件に入居する際の初期費用について、詳しく見ていきましょう。
賃貸物件の初期費用は家賃5～6ヶ月分程度が目安
主な初期費用の項目としては、敷金と礼金、仲介手数料が挙げられます。
そのほかにも、前家賃や日割り家賃、火災保険料、鍵の交換代などがかかるため、合計で家賃の5～6ヶ月分程度となるケースが多いです。
主な初期費用の内訳は以下の表のとおりです。
|
初期費用の項目 |
費用の相場 |
|---|---|
|
敷金 |
家賃1～2ヶ月分 |
|
礼金 |
家賃0～2ヶ月分 |
|
仲介手数料 |
家賃1ヶ月＋消費税 |
|
前家賃 |
家賃1ヶ月分 |
|
日割り家賃 |
家賃×初月の入居日数 |
|
火災保険料 |
1万5,000～2万円 |
|
鍵の交換代 |
1万5,000～2万円 |
|
家賃保証料※ |
家賃0.5～1ヶ月分 |
※保証会社を利用する場合
なお、日割り家賃については、初月の入居日数分が計算されます。たとえば、月の15日に入居する場合は、前家賃とともに家賃の半額が初期費用に加わります。
これらを合算すると、家賃の5～6ヶ月分になることが多いため、賃貸物件を借りるためにはまとまった金額を用意しておく必要があるのです。
引越し代と家具家電購入費の目安
引越し料金には定価がなく、シーズンや荷物の量によって大きく変動します。一般的には、2～4月の繁忙期がもっとも高くなり、閑散期になると繁忙期の半額以下に落ち着く場合もあります。
通常であれば、二人世帯の引越し料金は6万円程度が相場であるものの、荷物量や時期で変化するため、事前に調べておくことが大切です。
また、家具・家電の購入費は、新品で一式をそろえるなら30～50万円程度が目安となります。
ただ、こちらもグレードや種類によって大きく変動するため、事前にある程度の予算を決めておくことが大切です。
生活費についてもシミュレーションしておこう
新生活をスムーズに始めるためには、月々の生活費についても把握をしておく必要があります。
ここでは、総務省統計局の家計調査（2019年、二人世帯）をもとに、一般的な二人暮らし世帯の生活費を見ていきましょう。
二人暮らしの生活費の平均は24万円程度
家計調査（2019年、二人世帯）によれば、一般的な二人世帯の場合、住居費を除いた1ヶ月あたりの生活費は24万22円が平均とされています。主な内訳は、以下の表のとおりです。
|
食費 |
6万6,525円 |
|---|---|
|
水道・光熱費 |
1万9,599円 |
|
家具・家事用品費 |
1万357円 |
|
衣類費 |
8,156円 |
|
保健医療費 |
1万4,377円 |
|
交通・通信費 |
3万4,708円 |
|
教育・娯楽費 |
2万6,647円 |
|
その他 |
5万9,653円 |
|
合計 |
24万22円 |
参考：家計調査（2019年、二人世帯）
ただ、この結果はあくまでも平均値であり、ライフスタイルによってどこにお金をかけるかは変わります。
また、家計調査では世帯主の年齢ごとの平均値も算出されており、もっとも低い20代ともっとも高い50代では10万円以上の開きがあることも明らかにされています。
そのため、まずはこの表と普段の生活を見比べながら、収支のバランスを自分なりに調整してみましょう。
費用を抑えて同棲を始めるコツ
同棲の初期費用を抑えるためには、賃貸物件の初期費用と引越し代、家具・家電の購入費の3つを意識することが大切です。
ここでは、それぞれ費用を安く済ませるコツを紹介していきます。
物件の初期費用を抑えるコツ
まず、初期費用を抑えるための基本となるのは、家賃を抑えることです。初期費用は家賃を基に計算されるため、賃料を数千円下げるだけでも無視できない差が生まれます。
また、物件の初期費用のうち、もっとも大きな割合を占めるのは敷金・礼金です。そのため、敷金・礼金がかからない「ゼロゼロ物件」を選べば、初期費用の大幅な節約につながります。
さらに、仲介手数料も不動産会社によってバラつきがあり、なかには家賃の半額や無料としているところもあります。半額の場合でも家賃の0.5ヶ月分を節約できるため、大きな金銭的メリットが得られるのです。
初期費用を抑える方法としては「フリーレント物件」を探すというものもあります。フリーレント物件とは、一定期間にわたって、家賃を免除してもらえる物件のことです。
通常は1～2ヶ月、長いところでは半年近くも家賃がかからない物件もあるため、フリーレント物件を中心に部屋探しをしてみるのも有効です。
引越し代を抑えるコツ
引越し代を抑えるための基本は、荷物の量を減らすことだといえます。
たとえば、まだ新生活用の家電を購入していない場合は、転居先で探すようにしたほうがいいでしょう。焦って事前にそろえようとすると、その分の運搬費用がかかってしまうのです。
そもそも荷物量が少なく、自家用車を使える環境であれば、自分たちや友人などに手伝ってもらい、引越しを済ませることも可能です。
また、引越しを依頼する場合は、複数の会社で相見積もりをとっておきましょう。
「LIFULL引越し」なら無料で一括見積もりができます。多くの候補の中から比較して、適した料金設定の会社を選ぶことが大切です。
家具家電の購入費を抑えるコツ
家具や家電製品は、すべてを新品でそろえようとすると、それなりに高額なお金が必要となります。
もしそれぞれが一人暮らしをしていたのであれば、使い回せるものを選んで、捨てずにとっておくことが大切です。
新しく購入する場合も、初めから高いものを選ばないように注意しておきましょう。
不慣れな場合は、豊富な機能がそろった家電を購入しても、結果的に活用しきれないケースは少なくありません。
最初はグレードを抑えた安価なものを選び、新生活が落ち着いてから少しずつ家電の見直しを行うほうが、無駄がないこともあるのです。
快適な同棲生活を送るためにも資金の準備は計画的に
- 同棲生活をスタートさせるまでには、物件の初期費用や引越し代、家具・家電の購入費などを用意する必要がある
- 物件の初期費用は家賃の5～6ヶ月分が相場
- 引越し代は6万円、家具と家電の購入費は30～50万円が相場。ただ状況によって大きく変動する
- 二人世帯の生活費の平均は1月あたり24万円程度
- それぞれの項目には節約のコツがあるため、ポイントをつかんでおくことが重要
"いくら" - Google ニュース
March 11, 2021 at 09:57AM
https://ift.tt/3epuM3e
【ホームズ】同棲するためにはいくらかかる？ 費用のシミュレーションと節約のコツ | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S（ライフルホームズ）
"いくら" - Google ニュース
https://ift.tt/3amK9Ff
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
0 Comments:
Post a Comment