東京都議選(定数127)は7月4日に投開票が行われる。271人が立候補。無投票で当選が決まった小平市選挙区(定数2)をのぞく、残る41選挙区で125議席を争う。焦点は、自民、公明両党で過半数の64議席を獲得できるか、小池百合子知事が特別顧問を務める都議会第一党・都民ファーストの会が勢力を維持できるかなど。投票率は「小池旋風」が吹いた4年前の前回は51.28%で、前々回を7.78ポイント上回ったが、コロナ禍の今回はどうなるかも注目される。議席の行方や投票率の行方を速報する。(デジタル編集部)
13:00 「大きな転機になりそう」
雨がぱらつく中、目黒区内の投票所では、次々と人が訪れた。投票を終えたアパート経営の男性(72)は「五輪の問題やコロナ対策を重視した。言うだけじゃなく、どこがしっかりとやっているのか。きちんと見て判断した」とじっくり見比べたという。
いま期待することは、コロナワクチン接種の推進だ。「ワクチンを2回打っていない人もいるし、若い人たちには、ほとんど行き渡っていない。充実してほしい」と求めた。
「今回は難しいね。日本の大きな転機になりそう」と話したのは、無職男性(79)。コロナ対策や五輪の是非に加え、福祉政策に注目したという。「自分も高齢になってきたし、福祉は気になるね。コロナで家賃に困る人もいるというし、家賃負担を軽くするような税制についても考えてもらいたいね」と1票を託した。
12:50 投票率は9・54%
正午現在の都内全体(無投票の小平市選挙区を除く)の投票率は、9・54%。4年前の前回選を5・12ポイント下回った。檜原村が21・28%、奥多摩町が19・81%となっているのに対し、港区は6・19%、新宿区は6・87%などと都心部では出足が鈍い。23区内で10%を超えたのは、墨田区(10・19%)、大田区(10・08%)、北区(10・06%)、練馬区(10・30%)の4区となっている。
都内全体の投票率はこの後、15時現在、18時現在のものが発表される。
11:40 前回を4・35ポイント下回る
午前11時現在の推定投票率は5・82%。前回選を4・35ポイント下回った。
11:00 「投票、絶対欠かさない」
小雨が降り続く中、品川区内の投票所に傘を差した人らが訪れた。入り口にたどり着く直前に壁に手を当て、休憩していた元診療所事務の鏑木冨貴子さん(81)は「普段はつえを使っているけど、傘を差してるからね」と語り、息を整えた。投票は「病気じゃないときは絶対に欠かさない。選挙権を受けるようになったから、当たり前」といつも続けてきた。「地元の住民を思って政治をしてほしい」と願って、票を入れたという。
同じ投票所に来たIT企業経営の男性(26)は「自分たちの生活に関わる経済政策が気になった。公約を実現してくれそうな政党の人を選んだ」と語った。航空や飲食業界の友人らがコロナ禍で苦しんでいるという。投票には「絶対に行こう」と決めていた。「僕らの世代は興味がないと思われ続けるのは、しゃくだなと思って。インターネットで発信する候補者はいたけど、若者向けの政策はまだ少ない印象ですね」と語った。
10:40 推定投票率 2・92%
午前10時現在の推定投票率は2・92%。前回を2・76ポイント下回った。
9:40 推定投票率 前回を1・60ポイント下回る
午前9時現在の推定投票率は1・19%。推定投票率は新宿、台東、品川、目黒、中野、荒川、練馬、府中、町田、東村山の10区市の投票率の平均。前回の2・79%を1・60ポイント下回った。
各党は今回の投票率を4年前の前回51・28%並みか、それを下回るとみる。投票率が1%動けば11万5000票が増減する。都選挙管理委員会の担当者は「西東京市長選や目黒区長選はコロナ禍でも投票率が上がった。今の社会への思いを投票という形でぶつけてほしい」と話している。
7:00 投票始まる
東京都議選の投票が始まる。投票は午後8時まで。
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