
13日のマーケットで、日経平均株価は前営業日比699円(2.49%)安の2万7448円で終え3日続落。東証1部における値下がり銘柄数は1800と全体の82%に上り、新安値銘柄数は433に増加。3日間で日経平均は2070円下落した。 現地12日の米国でインフレ懸念が広がり、NYダウが681ドル(1.98%)安の3万3587ドルで終えた流れを受けたが、他にも12日に日銀がETF(上場投資信託)買い入れを実施してなかったことや、4月30日申し込み現在の信用倍率(金額ベース)が4.88倍と、16年4月1日申し込み現在の4.95倍以来の水準に悪化していたことが重なった。 日銀が前回、ETF買い入れを実施したのは4月21日(701億円)。この日の日経平均の安値は2万8419円だったことから、2万8000円割れ阻止への期待感はあったはず。なのに、日経平均の安値が2万7888円だった12日にETF買い入れが実施されていなかった。これが失望売りを呼び、信用の担保切れの売りも伴って13日の下げが加速したと推測される。 幸い14日に日経平均は急騰したが、日経平均の安値が2万7385円だった13日もETF買い入れは実施されていなかった。次の実施の水準から目が離せない。 (モーニングスター 5月14日配信記事)
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May 17, 2021 at 06:41AM
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