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東京・新宿のマンション地下駐車場で15日午後5時ごろ、二酸化炭素の消火設備が誤って作動する事故が起き、これまでに4人の死亡が確認されています。 二酸化炭素を使う消火設備の誤作動は、なぜ、起きたのでしょうか。 一般的な設備では、起動装置が作動すると、まずシャッターが下りて、密閉されます。そして、二酸化炭素が放出することで、酸素の濃度を低下させ、消火する仕組みです。起動装置が作動してから、二酸化炭素が放出されるまでには、最低20秒以上、時間がかかり、緊急停止用のボタンもついているのが一般的です。二酸化炭素を使う消火設備の場合、一瞬で部屋中に二酸化炭素が充満し、何も見えなくなります。視界が明らかになったときには、火は完全に消えています。 これまでも、同じような事故は相次いで起きています。去年12月、名古屋市内の立体駐車場で二酸化炭素の消火剤が誤って放出され、1人が死亡、10人が搬送されました。今年1月には、東京・港区にあるビルの地下駐車場で、設備の点検中に誤作動を起こし、作業員2人が死亡しています。 捜査関係者によりますと、今回は、地下駐車場の天井の石膏ボードを張り替えていた作業員が、誤って消火ボタンを押したといいます。事故が起きた原因について専門家は、こう指摘します。 東京消防庁麻布消防署・坂口隆夫元署長:「天井の張替えをしていた業者ということで、二酸化炭素消火設備の機能を全く知らない方だと思う。そういう方が誤って起動ボタンを押してしまうと、今回のような事故につながってしまう。知っている人が操作すれば、危険な消火設備だから、安全機能が2つ付いている。その1つは、音声が流れるサイレンが鳴ったり、『ガスが放出されるので、安全な場所に避難して』と音声が流れる。緊急停止ボタンを押せばガスは出ない。そういう機能を知っている人が扱えば、事故は起きない」
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