2021年4月26日 10:54
第93回アカデミー賞の授賞式が4月25日(現地時間)、米ロサンゼルスで開催され、「ミナリ」のユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞。韓国人俳優として初めてアカデミー賞を受賞する快挙を成し遂げた。
トロフィーを手にしたユンは「アカデミーに、そして私に投票してくださった方々に感謝します。そして素晴らしい『ミナリ』の家族たち。私たちは撮影を通して家族になりました。なんと言っても、リー・アイザック・チョン監督。彼がいなければ私はここにいません。私たちのキャプテンでした。心から感謝申し上げます」と感無量の表情。そして、「私は競争を好みません。ノミニーである5人全員がそれぞれ異なる作品からノミネートされていて、これを競争にするなんてふさわしくないと思うのです。私は少しだけ運が良かっただけです。もしかしたら、アメリカの韓国俳優に対するおもてなしなのかしら(笑)。ふたりの息子に感謝します。そう、男の子たちに感謝することもあるんですよ。これがママが一生懸命働いた結果よ」とユーモアを交えたスピーチで会場を沸かせ、ユンの女優デビュー作「火女」(71)を手掛けた韓国の伝説的監督キム・ギヨンにも感謝を表した。
「ムーンライト」などを手掛けたスタジオ「A24」と、ブラッド・ピットの製作会社「PLAN B」がタッグを組み、韓国出身の移民一家が理不尽な運命に翻弄されながらもたくましく生きる姿を描く。第78回ゴールデングローブ賞では、アメリカ映画だが大半が韓国語のセリフであることから外国語映画賞にノミネートされ、受賞を果たした。ユンは毒舌で破天荒な祖母スンジャを演じ、英国アカデミー賞、全米俳優組合(SAG)賞などを受賞している。
ユンは、京畿道開城府(現・北朝鮮開城市)に生まれ、1966年に民放テレビ局TBCのタレントとして活動を開始。「火女」(71)で映画デビューするも、翌72年歌手チョ・ヨンナムとの結婚と渡米を機に引退。85年の離婚後に復帰し、イム・サンス監督の「浮気な家族」(03)をはじめ韓国の映画やドラマに多数出演する。カンヌ国際映画祭に出品されたイム・サンス監督の官能サスペンス「ハウスメイド」(10)で国際的な注目を集めた。
(映画.com速報)
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