厄介なことに、しみは年齢とともに増加し、老けが加速する! でも、打つ手はあります。最新しみ対策のポイントは──。
※写真はイメージです
そもそも、しみとは、メラニンという色素が過剰に生成され、肌に現れる褐色斑。
しみの原因といえば紫外線が代表的だが、ほかにも摩擦による肌への刺激、炎症、ホルモンバランスの乱れなどで発生する場合も。
美容皮膚科医の山屋雅美先生によると、
「表皮のいちばん下の基底層にあるメラノサイト(色素細胞)が刺激され、活性化して増殖。しみの原因であるメラニンが過剰に作られて表皮細胞に蓄積されます。通常は肌のターンオーバーによって排出されますが、メラニンが過剰に生成されると排出されず、肌に蓄積してしみが発生します」
消えないしみの原因は何?
最も代表的なのが、紫外線が原因で発生する「老人性色素斑」。境界がはっきりとした褐色、または黒っぽいしみで、米粒大から数cmのものまでさまざま。
「頬骨、鼻の下、額などに左右対称に発生するしみは “肝斑” と呼ばれ、地図のような形をしています」(山屋先生・以下同)
ニキビやケガ、ヤケドをした皮膚が炎症を起こした後にできる “炎症後色素沈着” は年齢に関係なく生じる。
「ターンオーバーとともに消えることが多いですが、皮膚の炎症が悪化し色が濃くなってしまった部分は、消えずに残ることもあります」
朝食のビタミンCがしみを増やす原因に!?
日々の食事で意識してとるべきなのは?
「抗酸化作用の高いビタミンCやリコピンです。しみの原因になる “活性酸素” を抑えてくれます。ただし、ビタミンCが多く含まれる柑橘系フルーツには、高毒性物質の “ソラレン” も含まれていて紫外線を吸収しやすいというマイナス面も。食べるなら朝を避けるか、赤ピーマン、ブロッコリー、カリフラワーなどの野菜を選ぶ、もしくはサプリメントで補う方法もオススメです」
そして肌の新陳代謝を促し、バリア機能の維持に役立つ、タンパク質とアミノ酸を積極的に摂取することが大切だそう。
(取材・文/小竹美沙)
《PROFILE》
山屋雅美医師 ◎表参道「タカミクリニック」美容皮膚科医。エイジング悩みに対する治療を担当し、迅速な診断、施術を行う。特にしみ治療では多くの指名を受ける。日本皮膚科学会、日本抗加齢医学会、日本小児皮膚科学会、日本美容皮膚科学会所属。
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March 05, 2021 at 10:00AM
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〈しみケア〉朝食のビタミンCがしみを増やす原因に!? マスクの摩擦で起こる場合も - 週刊女性PRIME
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