Friday, December 4, 2020

いくら積まれても「売らない」、レバンガ・折茂社長の覚悟 - JBpress

北海道にこだわるのには理由がある

写真:花井智子

 バスケットボールは日本で今後もっとも成長が期待できるプロスポーツの一つだろう。世界でもっとも競技人口の多いことだけでもその理由の一端は垣間見れる。

 事実、Bリーグも着実に前進し、買収によって大きな資本を手にするクラブも増えた。Bリーグでも観客動員が多いチームの一つ、レバンガ北海道はどうだろう? 社長であり昨シーズンまで選手でもあった折茂武彦。その話題の新刊『99%が後悔でも』より紹介する。

注目が集まるプロバスケチーム

 近年、BリーグのチームのM&A(合併・買収)が増えている。

 2018年には、広島ドラゴンフライズが英会話教室でお馴染みの「NOVAホールディングス株式会社」に株式を譲渡し、その子会社となった。2019年には、Bリーグ屈指の人気チーム、千葉ジェッツがIT大手「株式会社ミクシィ」の傘下に入った。

 いま、バスケットボールは〝買い時〟なのかもしれない。

 野球やサッカーと違い、買収にかかる金額は〝お手頃〟だし、これから伸びていく可能性も大いに秘めているスポーツだ。

 Bリーグとって、これはとても良い流れだ。大きな資本が入れば、チームの運営資金は潤沢になり、選手にも多くの給料が支払われることになる。これまでにはできなかったような施策も打てるようになるだろう。

 事実、千葉ジェッツは、ミクシィのグループ子会社になることで、1万人規模のアリーナの建設にこぎつけた。

 画期的だと思った。リーグの活性化にも強く寄与していくだろう。

 では、レバンガ北海道に同じような話が来たらどうするか。

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