静岡県内で三日、新型コロナウイルスに感染した一人の死亡と、六十四人の感染が確認された。県内の死者は計十三人、感染確認は延べ千八百三十二人になった。
浜松市によると、市内の医療機関で一人が死亡。静岡市では二十一人の陽性が判明し、うち四人はクラスター(感染者集団)が発生した接待を伴う飲食店の関連という。(共同)
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県によると、三日正午現在の確保病床は三百五十五床で、入院者は百八十九人。病床使用率は53・2%となっている。地域別では中部が78・6%、東部が66・7%と逼迫しており、西部は27・4%。重症者は前日より一人増え十人で、過去最多となった。
県は、新たに四十人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。うち一人が沼津市の東部児童相談所に勤務する県職員。
感染者の内訳は富士市が九人、伊東市が七人、沼津と島田、牧之原の三市と森町が各三人、三島と藤枝、湖西の三市が各二人、熱海と富士宮、袋井、御前崎、菊川の五市と函南町が各一人。県東部に感染者が多い状態が続いている。
推定感染経路は四人が不明で、十一人が調査中。伊東市のスナックとバーで発生したクラスター(感染者集団)で、それぞれ新たに一人の感染が判明した。
感染した県職員は三島市在住。十一月二十六日に発熱し、二日に陽性が明らかになった。県職員が二十五日に対応した県民と、同僚の職員が濃厚接触者に認定されたが、陰性だった。
県疾病対策課の後藤幹生課長は「軽症者や無症状者は自宅や宿泊療養施設で療養してもらう形に少しずつ移行している。もし(病床使用率が高い)静岡市内で病床がなくなった場合は、県か隣接する保健所の所長が協議し、市外の病院に入院できないか調整する」と話した。
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