暗くなってからの避難は危険を伴うほか、寝ている場合は周囲の状況が急激に悪化していることに気付かず、避難が手遅れになることもあります。
川や山の斜面の近くにお住まいの方は、日中の明るいうちに事前に親戚の家など安全な場所へ移動しておくと安心です。
自宅で過ごす場合は、2階以上の斜面から離れた部屋で休むとともに、やむをえず暗い時間帯に避難する際は、斜面や川の近くを避け、雨の降り方や足元に注意しながら複数で移動してください。
東北や北陸、山陰などでは9日の大雨で、すでに地盤が緩み、増水している川があるほか、能登半島地震で被害を受けた地域ではふだんより大雨災害のリスクが高まっています。
こうした地域では猛烈な雨や線状降水帯の発生といった短時間に降る大雨だけでなく、少しの雨でも土砂災害が起きるおそれがありますが、危険が迫っていることに気付きにくいため十分な注意が必要です。
過去の災害では、高齢者や障害者など自力での避難が難しい人たちが犠牲になるケースが相次いでいます。
家族など周りの人たちは備えや避難のタイミングを電話で確認するなど、気を配るようにしてください。
一方、梅雨前線は、その後も15日の月曜日ごろにかけて東日本から西日本付近に停滞する見込みです。
このため、広い範囲で雨の量が増える見込みで、特に14日の日曜日ごろにかけては西日本で警報級の大雨になるおそれがあります。
梅雨の末期に当たる7月のこの時期は、太平洋高気圧の勢力が強まり高気圧のふちをまわって暖かく湿った空気が次々と流れ込むため、豪雨による災害が毎年のように発生しています。
最新の気象情報を確認するとともに、自治体からの避難の情報に注意し、早めに行動するようにしてください。
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