放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は秋田大学と老舗菓子店『かおる堂』が共同開発した「大学病院の先生が考えたサプリ饅頭」を取り上げる。
* * *
「秋田県産にこだわり、秋田らしい優しさや素朴さを大切にしながら全国へ発信するお菓子づくりを」というのは、秋田県人なら知らない者はいない『秋田菓子宗家 かおる堂』代表取締役社長、藤井明さんだ。
テレビCMも行っている「秋田県産りんごを使ったパイ」や「カオルサブレ」、さらに「炉ばた」「菅首相サブレ」まで、まさに秋田ならではのヒット菓子多数。
「最近は、アマビエをモチーフにしたサブレも話題のようです」
とは『バイキングMORE』(フジテレビ系)をはじめとする生ワイドやニュースなどでの解説が本当にわかりやすいと大評判の臨床心理士・藤井靖さんだ。
実は『かおる堂』は、明星大学心理学科准教授で人間科学博士である靖さんの御実家なのだ。というわけで、テレビ関係者の多くが同店を詳しく知ることとなった。
大正11年創業の老舗ながら、トレンドを柔軟に取り入れている『かおる堂』の、もう一つのヒット菓子。それが、秋田大学と共同開発した、骨粗しょう症対策に効果があるとされるビタミンDを手軽に摂取できる「大学病院の先生が考えたサプリ饅頭」だ。
ビタミンDは、天日干しのシイタケやキクラゲ、サケやイワシなどの魚類、卵黄などから摂取するほか、日光に当たると人体内で生成される。が、秋田県内は年間の日照時間が全国的にみて短いのだという。
同大学が県内の高齢者に「骨に良い菓子として食べたいもの」を調査したところ「饅頭」がもっとも多く挙がり、『かおる堂』との共同研究がスタート。ビタミンDを含む、こしあん入りの同品が完成したという。
まるでスナックバーが入っていそうなパッケージに小ぶりの饅頭が3個。これで1日に必要なビタミンDのほか、カルシウムも摂取できるうえ、低カロリー甘味料を使用し、血糖値の上昇を抑える工夫もされている。
「手前ミソながら、サプリ機能と美味しさを両立しているのがウリ」とは靖さんの弁。
開発に携わった同大大学院の医学博士、藤井昌さんは、靖さんの弟さんだ。
つまり、父と息子たちとの異業種コラボが実現した。その絆は健康な骨のようにかたいが、頭はとことんやわらかい『かおる堂』ファミリーなのである。
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
※週刊朝日 2021年3月26日号
"ビタミン" - Google ニュース
March 21, 2021 at 09:30AM
https://ift.tt/3reYnzj
秋田大学×老舗菓子店がコラボ 「ビタミンD入り饅頭」が注目されるワケ - goo.ne.jp
"ビタミン" - Google ニュース
https://ift.tt/2RBx6ZJ
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
0 Comments:
Post a Comment